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第51話 後発隊の報告

 長屋前の広場では、オーク肉でバーベキューをしながら後発隊を労ったの。荷馬車での移動は盗賊に狙われやすいみたいで、魔物の襲撃よりも盗賊が現れる方が遥かに多かったみたい……盗賊なんかをするより真面目に働けよ(汗)


 【影】は対魔物よりも対人に特化してる集団なので、盗賊の襲撃の方が楽に対処が出来たらしいの。レオーネ王国の国境を越える時は、帝国へ移住する申請書を出したのと、国境警備隊に賄賂を渡せば簡単な荷物チェックで通過出来たみたい。怠惰な勤務にありがとうと言いたいね(笑)

 そして後発隊を纒めていたゴードンが移動中に得た情報を話してくれた。


「まず、お嬢様の生死については不明となったままだが、セレスティア様に関しては生存となってるようだ。先発隊を組んでなければ国境ての審査を越えれなかった可能性が高かったと思う」

「早めの行動を取って正解だったんだな」

「あぁ、レオーネ王国内ではセレスティア様と同世代の女児については、貴族も例外なく精神魔法で深層心理を調べたらしいぞ。国がそんな暴挙に出たから、平民が暴動を起こしても不思議じゃないな」


 ブラッドとゴードンの話を聞いていて、私にそこまでする価値があるのかと思ったので、その事を聞いてみたの。


「あの……私にそこまでする価値ってあるの?」

「セレスティアはね、ママが穢れなき受胎で身籠った奇跡の証なのよ。この世界において最も神聖な存在と言ってもいいのよ」

「嬢ちゃんはねぇ、神より下界に授けられた奇跡の子なんだよぉ。つまり権力者達は天子を我が者にしてぇ、世界を統べる為のシンボルとしたいんだろうねぇ」

「そんな私がさ、ティアード帝国に居ても大丈夫なの?」

「知られるとまずいねぇ。だけどレオーネ王国からはこの手の情報は流れないよぉ。もし情報が流れればティアード帝国が嬢ちゃんを手に入れるかも知れないだろぉ?」

「あまり目立たずに行動をしていれば、レオーネ王国に居るよりも安全なのは間違いありません」

「そうなんだね。目立たずに頑張るよ」


 そして、食事と報告を済ませたとこで、労いの宴はお開きとなったの。明日はハンター協会でクランメンバーの追加登録等をする事になったの。


➖・➖・本日のガチャ・➖・➖

『ガチャ…〘進化の実 〙Rank S』

※従魔が成長限界に達した時に、進化の実を与える事により従魔を特殊進化させる事が出来る。

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