第44話 クラン設立
次は【クラン・パーティー受付】のカウンターに並んでると私達の順番が来たので、ブラッドが代表者として担当者と話をしたの。
「我々はクラン設立を考えてるんだ。クラン設立について詳しく教えて欲しい」
「クランの設立ですね。先ずはクランとパーティーの違うところから説明します。パーティーは固定メンバーで活動をして、クランはメンバーであれば自由にパーティーを組む事が出来ますので、基本的には2つのパーティーを組めるメンバーで活動する方々にクラン設立をお勧めしてます」
「それについては問題ない。近いうちにメンバーが集めるので、先にクランを設立したいだけだ」
「かしこまりました。クラン設立と言っても、こちらのクラン設立申請書と登録費用の金貨5枚と、毎年クラン情報を更新する費用の金貨5枚が必要となるだけです」
「了解した。今日のところはこの5人で申請するが、日を改めて残りのメンバーを登録する事で、なにも問題はないのかな?」
「大丈夫です。メンバーの追加登録には申請書のみで費用は一切掛かりません」
「どうもありがとう。設立申請書と登録費用に更新費用の合わせて金貨10枚だ。直ぐに手続きを頼む」
「かしこまりました。少々お待ち下さい」
クラン設立って言うもんだから、もっと厳しい審査があると思ったんだけど、意外と簡単な手続きで良かった。日を改めて何回も協会に来たりするのは面倒だもんね。
「お待たせ致しました。クラン【希望の光】の設立おめでとうございます。今後のクランての活躍を期待致しますね」
「ありがとう。期待に応える様に努力するよ」
こうして私達のクラン【希望の光】を設立した。この日からティアード帝国での活動を、本格的に始める事になったの。




