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第40話 ティアード帝国へ

 私達がティアード帝国へと向かう事が決まった2日後に、新たな生活拠点となる場所が、ティアード帝国内でもレオーネ王国から最も離れてる、シリウス領という所にあるスピカ市となったの。レオーネ王国からも離れていて、更にティアード帝国でも帝都から離れた田舎なので目立たずに活動するには最適な場所なんだよね。


 改めて確認するけど、ティアード帝国とレオーネ王国とは国交結んでるんだけど、両国の国境では常に『ピリピリ』していて仲はかなり険悪な関係みたいなの。なのでレオーネ王家といえども【闇】のような者を簡単には派遣出来ないだろうと判断したの。レオーネ王国の国境さえ無事に越える事が出来れば、今よりも安全な生活を送れるのは確実なんだよね。


 カヴィア町からティアード帝国へと抜けるには、馬車の移動で1ヶ月は掛かるの。レオーネ王家が私達の生存を知って、国境の警備が厳しくなるまでの猶予はないと思われるの。なので私達母娘と影長を含めた数名で先発隊を組んで、早馬でティアード帝国へ向けて移動する事になったの。残りの影達は後発隊として業者を装って荷馬車で追い掛けてくる形となったの。


 新らたな生活拠点となるティアード帝国を目指して出発する。決して楽ではないだろう帝国への道程も、ママと私は覚悟を決めて【影】と共に早馬で移動を開始した。


 そして、カヴィア町を出発してから3週間が過ぎようとした時、私達先発隊はレオーネ王国の国境を無事に越えてティアード帝国内へと入ったの。そこからシリウス領内のスピカ市へは更に2カ月が過ぎて、ようやくスピカ市に着いて【影】の現地滞在班と合流した。

 現地滞在班が用意してくた長屋エリアへ向かったの。スピカ市のメイン通りから少し離れた場所だったけど、コの字の形3軒の長屋が並んでいて、3軒とも【影】の人達が住む事になるので、安心して暮らす事が出来そうだね♪

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