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第38話 ママの想い

「ママ、本当にごめんなさい……」


 その言葉を聞いたママは涙ながらに話したの。


「セレスティア……ママがセレスティアを身籠ってからは、ずっと申し訳ないと思っていたのよ。セレスティアが産まれれば必ず天子と祀り上げられ、天子の力を欲しがる者達がやって来るのは判っていたから。それでもね、ママのお腹の中でセレスティアの成長を感じるうちに、恨まれてもセレスティアを産んで、ずっと一緒に暮らしたいと思ったの」

「ママは私を事が嫌いじゃないの?ずっとママを苦しめてきたんだよ。暮らしてた国まで滅ぼす原因になった私なんだよ」


 私の言葉を聞いたママは少し怒った顔をした。


「嫌いになる訳がないじゃない!ママはセレスティアの事を何よりも愛してるのよ。セレスティアの居ない世界ではママは生きていけないわ!」

「私もママを愛してる。ママが居ない世界なんて生きてる意味がないもん」


 お互いの胸の内を吐き出した後は、さらに強く抱きしめ合って親子で愛の絆を深めあったの。


 そして、レオーネ王国の国外へと逃避して、私が近い将来に得る事になるかも知れない〘聖眼〙の覚醒を待って、〘聖眼〙の力を使いこなすようになれば、私達はシルヴァニア聖教国を再建する為に、レオーネ王国へと戻って戦う事を決意したの。

 決してレオーネ王国から逃げるのではなく、私が力を蓄える為に国外を目指すの。

 そしていつの日か、ママと私はレオーネ王国を必ず倒してシルヴァニア聖教国を再興すると誓ったの。

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