第35話 空間魔法の活用方法
私のスキルで〘従者契約魔法〙の使い方は判ったけど現在のところは封印中なの。もう1つのスキル〘空間魔法〙の有効な使い方が判らないので、これも〘並列思考〙に考えてもらう事にしたの。
『ねえ、調べて欲しい事があるの』
『はい、何なりとお申し付けください』
『あのね〘空間魔法〙の有効な使い方についてなの。魔法鞄や転移魔法みたいなのを使うには、どうすれば良いのかを知りたいんだよね。〘空間魔法〙って他にも色々と使い勝手が良さそうなんだよね。なかなか考える時間がないからお願いしたいの』
『かしこまりました。他にも有効な使い方があれば、報告させて頂きますね』
これからも〘並列思考〙とは話す機会が増えてくると思うと、堅苦しい呼び方に違和感を感じるので、相性を付けて呼んでもいいか聞いてみる。
『ありがとう♪なんかさ話し掛ける時に〘並列思考〙と呼ぶのっ変な感じだからさ?並列思考と呼んでもいいかな?』
『ありがたき幸せ。出来ればセレン様の名において、名付をして頂きたいです』
〘並列思考〙から名付けをして欲しいと言われたので、私は名前を付ける事にしたの。
『セレンの名において〘並列思考〙に【バトラー】の名を与える。これからも私の為に尽くせ!』
『この並列思考、セレン様の為に持てる力の全てを持ってサポートさせて頂きます』
『うん、よろしく頼むね♪』
〘並列思考〙改め並列思考に〘空間魔法〙の活用方法を調べる事は任せて、私は冒険者として頑張って行くの。魔法もまだまだ未熟だし、武器を使った攻撃は素人クラスだからね。魔法はミスティーク先生からしっかりと学べるから、次は武術を本格的に学びたいなと思ってるんだよね。
そして、名を得た並列思考は私をサポートする為に色々と頑張ってくれるの。その成果は〘空間魔法〙の活用方法で直ぐに結果を出してくれる事になるんだけどね♪
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