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第18話 魔導の寵児

 私の放った水槍でオークを一撃で倒しちゃった……それを見て驚いていたロイさんが口を開く。


「まさか、これ程の魔法威力とは……セレンちゃんは魔導の寵児なのかも知れないね?」

「魔導の寵児?魔導に愛されてるって事?」

「かも知れないって事だよ」


 私達はオークの魔石と素材を回収してから、さらに森林を進んでいったの。次に現れたオークには、魔法の威力を落としてダメージを与えて、ガイさんが弱ったオークにトドメを刺す連携を試して、上手くオークを倒す事が出来たの。その後も私が魔物の気配を感じると、2人の連携で魔物を討伐していったの。


 元々の目的だった【紫苔】と【幻惑茸】もかなりの数量を採取できたの。当然ながたくさん魔物に遭遇したから討伐した。討伐したのはオーク10体にフォレストウルフ6体が討伐の成果だったの♪

 フォレストウルフは魔石が討伐証明部位で、毛皮と牙は素材として売れるみたい。特に毛皮は需要があって良い値段になるらしいから、めちゃくちゃ嬉しかったの♪


 フォレストウルフの毛皮を見て、ママへ毛皮を使った服を作る事が出来ないか、ロイさんに聞いてみる事にした。


「ロイさん、この毛皮を服屋さんに持っていけば、コートの仕立てとかしてくれるかな?」

「あぁ、素材を持ち込んで仕立ての費用を払えば大丈夫だよ」

「本当に!それならママに毛皮のコートを仕立ててプレゼントできるね♪」


 お金は必要になるけど、私が討伐した魔物の毛皮でママへのプレゼントを作れると思うと嬉しくなった。私の感情が表情に出たみたいで、ロイさんが笑いながら話し掛けてきた。


「ははっ、セレンちゃんは本当にお母さんの事が好きなんだね。ガイも少しは見習えよ!」

「うるせー!」

「さぁ、今日はこれくらいで終了だね。冒険者ギルドへ寄ってクエストの完了手続きをしたら、ご近所さんを呼んでオーク肉で焼き肉パーティーでもしようじゃないか!」

「「賛成〜♪」」


 ロイさん同行での素材採取&魔物討伐を終えた。

 冒険者ギルドで指名依頼の素材納品と、討伐したオーク肉とウルフの毛皮以外の部位を買い取って貰うと、成功報酬の金貨2枚と銀貨70枚を受け取ったのでガイさんと等分してから長屋に戻った。

 その後は、ご近所さん呼んでオーク肉で焼き肉パーティーして存分に楽しんだの♪

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