第17話 セレンの力
ロイさんの冒険者として、卓越した技術を目にした私は素直に凄いと感激したの。
「ロイおじさん、凄くカッコイイ♪私やガイさんも一生懸命に頑張れば、そんなカッコイイ冒険者になれるのかな?」
「あ、あぁ、セレンちゃんに言われると、なんか照れるな……でも、頑張れば必ず良い冒険者にはなれるんだよ!」
私がロイさんを褒めると、少し照れながらも私達も一生懸命に頑張れば、ロイさんの様な冒険者になれると聞いて、私とガイさんはお互いに顔を見合わせてから声を掛け合った。
「「頑張ろうね!」」
そして、討伐したオークから必要な討伐証明となる部位の説明を受けたの。
「心臓には魔石が入っていて、これがオークの討伐証明の部位になるんだよ。他にも肉は食用に睾丸は薬の素材となるからね」
オークの心臓に魔石が討伐証明部位になるみたい、他にも睾丸は薬師や錬金術師が買い取ってくれたり、お肉は食用として重宝されるらしいけど、とにかくオークは大きいので、全てを持って帰る事は出来ない……私は魔法の鞄を持ってるので、長屋の皆さんと大家さんが食べる分を魔法の鞄へ入れてると、ロイさんが驚いてた声を掛けてきた。
「えっ、セレンちゃんは魔法の鞄を持ってるのか、それなら週に3回ほど、森林でのオーク討伐の手伝いをこちらから頼みたいよ」
「親父、流石に週に3回は多くないか?確かに、毎日美味いオーク料理が食えるのは嬉しいけど」
「まぁその辺は採集素材の関係もあるから、指名依頼を優先にしないとな。さて次はセレンちゃんの魔法が、オークに対してどこまで通じるかを確認しておこうか。2人のパーティーだと、魔法攻撃でダメージを与えてから対処する事がベストかな」
ロイさんの話が終わると、少しずつ森林の奥へと進みながら、必要素材である紫苔と幻惑茸を採集して行った。すると左方向から大きな気配を感じたのでロイさんにその事を伝える。
「ロイさん、左方向に気配を感じます。距離は30m位でオークでしょうか?」
「ほぅ、素晴らしい感覚をしてるね。セレンちゃんの魔法が届く距離まで近付いてみてから攻撃してみようか」
「はい!」
私達は音を立てずにゆっくりとオークへ近付いていって、オークの背後5m付近まで近付いた。
私は水魔法で水の槍をイメージしてから、魔法を発動させてオークへ放った。
「貫け〚水槍〛!」
『バシュッ』
「ブモーン……」
水の槍をオークの頭へ放つと、高速回転した水槍がオークの頭を貫通して突き抜けると、オークはその場に倒れた……あれ?一撃で倒せちゃったよ……
ロイさんは、私の魔法でオークを一撃で打ち倒した事に驚いていた。




