第2話 カヴィア町での家探し
カヴィア町に無事に到着したの。
ママがこの町で住む家を探してる間は、宿に宿泊する事になるので、行者さんにお勧め宿がないか聞いてみたの。
すると、行者さんの知り合いがこの町の中心街から少し外れた長屋に住んでいるので、長屋に空きがないか聞いてくれる事になったの。
私達は、行者さんと一緒に長屋まで付いて行って一緒に話を聞く事にしたの。
行者さんの後に付いて行くと、町の中心街から少し外れた場所にいくつもの長屋が並んでいたの。
私の長屋のイメージとは違う綺麗な長屋が並んでいて、その中の1画に行者さんの知り合いが住んで長屋があって、知り合いの方の家にお邪魔したの。
「よう、サルダン久しぶりだな」
「おぉ、ロレンソか!世界全てを見回る旅は無事に終ったのか?」
「俺の旅に終わりなんて無いよ。ところで、お前の住んでる長屋に空きはあるのか?」
「空きはあるが、お前は定住しないんだろ?」
「あぁ、俺じゃないんだ。こちらの親子と道中で知り合って旅を共にしてたんだ。この町に移住して暮らす家を探してると聞いたからよ、お前の事を思い出して連れて来たんだ。この辺りは治安も良いだろ?空いてるなら女2人には良いと思ったんだ」
行者さんがサルダンさんに私達の事を紹介すると、納得した表情で頷きながら返事をした。
「女2人なら確かにこの辺りがお勧めだな。この長屋の真ん中が空いてるんだが、奥さんが気に入ったなら大家に紹介してやるよ。間取り全て同じだから、俺の部屋を見て確認してくれたらいいよ」
サルダンさんは、部屋へ案内してくれたので確認させてもらうと、2DKの間取りで理想的な部屋だったので、ママと私は気に入ったの。
「とても綺麗なお家ですね。私も娘も気に入ったのですが家賃はいくらなんでしょうか?私達は母娘2人なのでお金に余裕がなくて……」
「この部屋は月に銀貨10枚だよ。ハッキリ言ってかなり安いと思うけどね」
「確かに2DKでその家賃は格安ですね。私達はこの長屋に住みたいと思います。サルダンさん、大家さんを紹介してもらってよろしいですか?」
「おぅ、任せてくれ!」
サルダンさんに大家さんを紹介してもら事になって、ママは行者さんにお礼を言った。
「カヴィア町まで馬車に同乗させて頂いただにも関わらず、長屋まで紹介してくださって本当にありがとうございました」
「お嬢ちゃんのおかげで、安全な旅が出来たんだからお互い様だよ!」
「おじさん、ありがとうね♪」
「あぁ、俺はこれで失礼するよ。じゃあな!」
「「さようなら」」
行者さんと別れを済ませた後は、サルダンさんに大家さんの家まで案内してもらったの。
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