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閑話 何処へ

 セレスティア様が冒険者登録を済ませてから2日後、カルメンお嬢様とセレスティア様がクリチェート町のから突然どこかへ去って行かれた。


 元の住まいには、物などは全く残っておらず、生活をしていた痕跡すら無かったのだ。

 カルメンお嬢様の住まい周辺にあった10軒ほどの家も、同じように何も残って無かったので、【影】が常に周囲を固めて見守っていたという事だったのか、ならば次の移住先となる場所は、【影】によって安全は確保されてるのだろうと理解した。


 私はもう1度、カルメンお嬢様をお守りしたかった……そしてセレスティア様の成長を見届けたかった……


「よぉ、姉貴……お嬢様達は去って行かれたみたいだな」

「あぁ……私ではカルメンお嬢様達のお役に立つ事が出来ないらしい……」

「姉貴はセレスティア様を育てたじゃないか!それだけでも十分に役に立ってると思うぜ。俺達はいつでもお嬢様達の元へ、馳せ参じれる様にしっかりと修練しとこうぜ!」

「そうだな、カルメンお嬢様とセレスティア様のご無事を祈るだけだ」


 私の助けが必要な事があってはならないが、もしその時が来たのならこの命に代えてもカルメンお嬢様とセレスティア様をお守りするだけだ。

 それがあの時に、お嬢様を守る事が出来なかった私の償いなのだから……

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