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第29話 旅立ちの時

 私は冒険者ギルドで冒険者登録を済ませてから帰宅すると、ママが笑顔で出迎えてくれた♪


「ママただいま〜♪冒険者登録をしてきたよ。これが私の冒険者カードだよ」

「あら、セレンの職業は魔法戦士なのね、カッコいいわ♪これはマリー先生の助言なのかしら?」

「うんそうだよ。マリー先生が魔法戦士ならソロでもクエストを受け易いから、良いんじゃないかって教えてくれたの」


 私がソロでクエストを受けれると言うと、ママは不安な顔をしていた。


「そうなのね、でも余り危険なクエストは受けないで欲しいわね……ママは心配性だから」

「うん、基本は身分証明書にする感じだよ。クエストも採集メインにするつもりだし、定期的にクエストを受けてれば冒険者を続ける事が出来るみたい」


 心配するママに、魔物の討伐クエストを受けるつもりはなく、採集クエストをメインにすると伝えると安心してくれた。


「それなら安心ね。それから、この町を出てから向かう場所の事なんだけど、【プロチオーネ州】の【カヴィア町】へ行こうと思ってるのよ」

「そこって遠い所なの?」

「そうね、乗り合い馬車の移動1カ月位かな?」

「それなら知り合いは居ないから安全だね♪いつ出発するかは決めたの?」

「早い方がいいと思ったから2日後には出発しようと思ってるのよ」

「うん判った!」


 少し急な話だと思ったけど、行き先と出発の日も決まった。2日後には、マリー先生やご近所さん達にも何も言わずに町を出て行く、明日中には身支度を済ませないといけないから忙しくなりそう。


「明日は出発の準備で忙しいから早く寝なさいね」

「は~い、おやすみなさい。ママ大好き愛してる♪」

「ふふっ、ママも大好きで愛してるわよ♪」


 ママとハグをしてから、私は部屋へ戻って寝る準備をする前に〘毎日ガチャ〙をしたの。


『ガチャ‥‥〘結界魔法〙 Rank S』


 早速、〘結界魔法〙を鑑定してみた。


〘結界魔法〙魔物を寄せ付けない結界と、決して破られる事のない結界を張る事ができる。結界は術者が解くか魔力が尽きるまで継続する。


 出ましたRank Sのスキル〘結界魔法〙。これからも新しい町へ旅立つ私達に『ピッタリ』のスキルを引き当てる事が出来た。これは神様が私達に気を利かせてくれたのかもね知れないね♪


 着替も済ませて寝る準備も終わったので、〚微風(ウインド)〛を使って魔力枯渇にしてからぐっすりと寝て明日に備えたの。


➖・➖・小桃のコメント・➖・➖

 第29話で【第一章 旅立ち編】は終了です。

 閑話を挟んでから【第二章 覚醒編】を開始しますのでお楽しみに♪

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