第25話 初めてのレベルアップ
日が傾く前に討伐授業は終了。
マリー先生と一緒に町へ戻ってから冒険者ギルドへと向かったの。マリー先生の後を付いていって、受付のカウンターの前で討伐完了の報告をする。
「すみません、私は冒険者養成講座の受講生のセレンと申します。今日は舎外授業でスライムの討伐をしてきましたので、討伐クエスト完了の手続きをお願いします」
私が大きな声で受付けのお姉さんに報告すると、お姉さんは笑顔で対応してくれた。
「マリー先輩の生徒さんね、こちらのトレーに討伐証明になる魔石を提出して下さいね」
「はい!」
私は元気よく返事をしてから、討伐したスライムの魔石20個をトレーに乗せて提出した。
「はい、スライムの魔石が全部で20個ですね。たくさんスライムを討伐してきたのね!スライムの魔石は1つ銅貨10枚だから、合計で銅貨200枚になるから銀貨2枚になります」
私は受付のお姉さんから討伐代金の銀貨2枚を受け取ってから、お姉さんにお礼を言う。
「お姉さん、ありがとうございました。また討伐をした時はよろしくお願いします」
「はい、これからも頑張って下さいね」
スライム討伐完了手続きを済ませて、討伐代金も貰った後は家へ帰るので、マリー先生に家まで送ってもらう事になった。
「セレンさん、冒険者養成講座はあと1か月ありますから、その間に魔法の練習と討伐訓練を頑張りましょうね」
「マリー先生、ありがとうございます。また次の特別授業を楽しみにしてますね♪」
家の前でマリー先生との話が終わった後に、お別れの挨拶を交わしてから家に戻ったの。
「ママ、ただいま〜!」
「セレン、おかえり♪」
家に入ると直ぐにママとただいまのハグをして、夕食の時に今日の出来事を色々と話した後は、部屋へ戻ってステータスを確認する。
【名前】セレン 6歳
【職業】無職
【LV】3
【体力】45
【魔力】320
【防御】30
【敏捷】40
【知能】175
【運気】45
〘毎日ガチャ〙〘鑑定眼〙
〘生活魔法〙〘気配感知〙Lv2
〘水魔法〙Lv2〘風魔法〙Lv1
〘扇術〙Lv2〘槍術〙Lv1
〘裁縫〙Lv3〘調理〙Lv3
〘偽装〙
ステータスも確認した後は、魔力を5に調整してから〘毎日ガチャ〙をして寝る事にする。
「さぁ、今日は何が出るのかな〜?」
『ガチャ……〘空間魔法〙Rank S』
おぉ~!久し振りにRank Sが来たぁああああああっ……『バタン』……私は寝落ちしたの(笑)




