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第26話 悲願成就そして……

 私はセイレーンと共に決戦の場から去ると、外では従魔達が既に私を待ち迎えていたの。

 そしてセイレーンは悲しそうな顔をしながら話し掛ける。


「神になったと言う事は、私達と一緒に居る事は出来なくなるのよね?」

「うん、その前に従魔達にもこれからの話しを聞いて欲しいから、魔物から新たな種族に変化させるから少し待ってね」


 セイレーンに伝えた後、私は従魔達に向かって語り掛けて魔物から新たな種族となる魔人族へと進化させる事にした。


『私の大切な家族達よ、見ての通り私は人から神になったの。私にはこの世界に残る事は出来ないからあなた達との従魔契約を解除するね』


 従魔契約を解除すると聞いた事で、従魔達は動揺するがロハが代表して口を開く。


『セレスティア様、我等にあなた様との絆としてこのまま契約を残してもらえませんか?』

『ロハ、私とあなた達との絆として魔物から魔人族へと進化させるわ。それでどうかしら?』

『有難き幸せ。仰せのままに』


 私と従魔契約した魔物全てを魔人族へと進化させる事で絆が残ると知って安心してくれた。


「セレスティアが宣言する。従魔契約した全ての従魔達を魔人族へと進化させる」


 私が宣言をすると、全ての従魔達が人型の魔人へと進化したの。これで私達と共通の言語が理解できるようになったので、改めて説明をする。


「私は聖眼と魔眼を完全覚醒させた事で、神格化して神になったの。神になると天界へ行くのでみんなと一緒に居る事は出来なくなったの。今まで本当にありがとう♪」


 そう伝えると、私はセイレーンに近寄って抱きしめて耳元で語り掛けると、セイレーンは『はっ』とした表情になり私の顔を見つめてそっと目を閉じる。


「私の夢は《《あなた達》》に託すね」


 その言葉を言った後に口づけを交わした後、セイレーンは涙を流しながら返事をする。


「あなたの夢は《《私達》》に任せて」

「ありがとう♪大好き、愛してる」


 地上に残れる時間がそろそろ切れそうになり、私は最後の言葉と仕事をする。


「ロハ、貴方にセイレーン達を守って欲しいの。お願いしても良いかな?」

「お任せください」

「それと、セイレーン達が暮らせる場所を用意したから、そこへ移住して欲しいかな?」

「全てお任せください……」


 時間があれば送りたかったけど、既に足元から消えつつあるので地図をロハに渡して、セイレーンへ最後の言葉を掛ける。


「セイレーン、私の復讐なんかに付き合わせてごめんね……最後に夢を託す事になってごめんね……そして、愛してくれありがとう♪」


 私は思いを伝えた後に微笑んだ。


「あぁ……やだぁ……離れたくない……セレスティア!」


 そう言って私に抱き着いた時には私はこの世界から消えた後だった……

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