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第8話 覚悟なき者…

 ティアード帝国軍がレオーネ王国への侵攻を開始した。私達は【影】から侵攻報告があった農業地帯【フィーガン市】へ移動する。


 既にフィーガン市は帝国軍の侵攻により、市街地は完全に廃墟化していた…私達が王国軍を退却させた為に、フィーガンには防衛する手段を持っていなかった。なんとか軍の侵攻から逃れた住民が居たので歩み寄る。


「はぁはぁ、聖女様…我々には戦う意思は無かったのです。帝国へ降伏を申し出たのですが…受け入れられずに無抵抗な者達が命を奪われました…女や子供達は旧砦へ避難させましたが、守る術が無いのでいつまで持つか…どうか我々をお救い下さい…」

「必ず帝国軍を退けます。今は傷を癒やして休んでくださいね」


 その場に居た住民達の治療を済ませて、私とセイレーンは旧砦へ急いだが砦の門は破られていた…そして帝国軍の非情な行為が行われていたのだった。


「性奴隷になりそうな女は犯してもいいが、傷はつけるなよ商品価値が落ちるからな!子供も労働奴隷としての使い道があるので、1箇所に集めるようにするんたぞ!それ以外の者達は不要だ全て殺してしまえ!」

「おぉ~!早く済ませて思う存分に女を味わおうぜ!」


 帝国軍兵達の余りにも酷い行為に、セイレーンは苦悶の表情を浮かべていた。

 私は無抵抗な人達に剣を向ける兵達を見て、魔力を注がなくても右眼の魔眼が発動するのを感じた。


「セイレーン、ここに居る帝国軍兵は全て殺すけど異論はある?」

「無いわ…出来るなら簡単に殺さずに苦痛を十分に感じさせて欲しい。」

「言われなくても死にたくても死ねない苦しさを味わってもらうから。」


 そう言ってから私は砦の真ん中へ降り立つ。帝国軍兵達がそれに気付いてこちらを向いたの。


「極上の女だ!早いもの勝ちだぞ〜!」


 一斉に兵士達が駆け寄って来る。


「セレスティア.Z.シルヴァニアが命じる。暴食(ベルゼブブ)の力よ、罪なき人を襲う兵達に、生きてる事を後悔する程の苦痛を与えながら喰らい殺せ!」


 暴食(ベルゼブブ)は砦内に居る全ての兵士達を拘束して、足元からゆっくりと喰らって行く。生きたまま体を食べられるというありえない苦痛に兵士達の絶叫が響き渡る。

 私は目の前の地獄絵図を悠然と眺めながら、怪我をしたフィーガンの人達を治療する為に、セイレーンの元へ誘導して〚周囲回復(エリア リカバリー)〛で回復させた。


「この場はもう安全です。私は帝国軍を滅ぼして来るので安心するように。」


 その言葉を残して、私とセイレーンは帝国軍本拠地へ向かった。司令官達はセイレーンを見て王国侵攻の援軍に来たと思ったようで、私達を本拠地へ招いたが私は従魔を召喚して司令官以外の兵士全てを皆殺しにした。


「なっ、セイレーン様お止めください!」


 顔面蒼白になった司令官達はセイレーンに止めるように懇願したが、セイレーンは何も語らず私を見る。


「貴方達には罪なき人を虐殺した責任として、無限に続く苦しみを与えるね。」

「まっ…待ってくれ!陛下や宰相に言われてやった事なのだ。本当はこんな事をしたくなかったんだ…信じてくれ!」


 私が罪を与えようとすると、地面に頭を擦り付けて助けて欲しいと懇願してきた。それを見たセイレーンは冷めきった表情で突き放す。


「残虐非道な行為しておいて、己がその立場に陥ったら助けて欲しいと救いを求めるとは…そんな覚悟なき者は救うに値しないわ。無限の苦しみを味わいなさい!」

「セレスティア.Z.シルヴァニアが命じる。嫉妬(レヴィアタン)の力よ罪なき者達の無念を糧に無限の苦しみを与えよ!」


 嫉妬(レヴィアタン)が現れると、虐殺された人々の魂を連れて司令官達を襲う。そして無念を晴らす為に司令官達の魂を掴み闇の中へ引きずり込まれ、闇の中で無限の苦しみを味わい続けたのだった。

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