表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生、授かったスキル〘毎日ガチャ〙って…  作者: 小桃
第四章 レオーネ王国 崩傾編
188/231

第11話 禁断の書

 カルバンハル要塞を陥落させてからは、流石に国内の防衛強化をしたので様子を見てるの。


 そんな中、封印されたダンジョンの情報を知ったので、ブラッドさんとどんな物か見に行く事にした。


「セレスティア様、これが【禁忌の塔】で王国により封印されてるダンジョンです。日中は警備が厳重ですが、夜になれば入る事も可能ですがどうしますか?」

「【影】でこのダンジョンへ入れる者は居るの?」

「私だけですね。ロイでも力不足でしょう。」

「そうなると、従魔と入る事になるね。」

「最上位の従魔達なら問題ないでしょう。」

「うん、ブラッドさんは残って、私と従魔でダンジョンを攻略するね。」

「判りました、お気を付け下さい。」


 こうして、日暮れを待って警備が手薄になったらダンジョンへ入る事にしたの。


 そして日が暮れて【禁忌の塔】へ向かうと、確かに警備が手薄になってる。少し離れた場所で従魔を召喚して警備兵を引きつける。その隙に入口へ向かって、入る直前に従魔を呼び戻してからダンジョンへ入ったの。


 ダンジョンへ入って、最上位の従魔を召喚する事にしたの。召喚したのは鬼神ロハ・妖狼王フェイ・甲殻蟲王ビートル・龍人ドーラの4体で、全員がS級の魔物なの。


〚セレスティア様、我等の力でダンジョンを踏破してみせます。〛

〚うん、期待してるね♪魔核を持ってる魔物は私に任せてね。〛

〚畏まりました。〛


 ダンジョン攻略は従魔達の活躍で止まる事なく突き進んだの。S級の魔物が現れるけど、格下の魔物かと思う程に圧倒するの…最上位の従魔ってここまで強いんだ…(汗)

 魔核を持ってる魔物は、私が全て従魔契約してるんだけど既に50体を超えてるの。これだけ戦力を増やせるとは思ってもいなかったよ。


 順調にダンジョンを進んで、たった1日で50階まで辿り着いたんだけど、この階は他と全く違っていたの。道は真っ直ぐ一本道で先は長過ぎて全く見えない、先に何が待ち受けてるか判らないけど進むのみ。

 魔物も現れないまま大きな扉の前に着いた。すると扉が語り掛けてきたの。


『この扉の先には【禁断の書】が収められている。入れるのは禁忌の眼を持つ者のみ。禁忌の眼を覚醒する事で扉は開かれる。』


 禁忌の眼か…魔眼なのかな?聖眼も含まれるのかな?取り敢えず両眼に魔力を注いでみると、突然扉が光りだして私を包み込む。


〚セレスティア様!〛

〚大丈夫だよ。私だけが扉の向こうへ入れるみたいだから、あなた達はそこで待っててね。〛

〚か、畏まりました。〛


 そう言って、私は光と共に扉の向こう側へ吸い込まれて行ったの。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ