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異世界転生、授かったスキル〘毎日ガチャ〙って…  作者: 小桃
第三章 ティアード学園編
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閑話 ストラトスとカンテラ

〓ストラトスの真実〓

 バリオス伯爵家は帝国を裏切っている…

 父上はレオーネ王国へ帝国の情報を売る事で大金を得ているのだ。僕の役目は学園へ通う皇子と皇女の情報と、レオーネ王国から帝国へ逃奔した可能性がある天子を探す事。


 皇子と皇女に関してはクラスメイトになり、ある程度の信頼を得る事は出来たが、天子に付いては探すにも【プラチナブロンドの髪】と【紫色の瞳】をした同い年の少女という情報しかない。学園内にプラチナブロンドの少女は居たが、紫色の瞳ではない…そもそも紫色の瞳なんて見た事もないのだ。教会で言い伝えられる女神様しか思いつかないからね(汗)


 しかし気になる少女は居る。少女の名はセレン、水色の髪に同じ色の瞳と容姿は違うけど、女神かと思わせる雰囲気を醸し出してる。

 僕は間違い無くセレンに惹かれている。

 もし、セレンが天子だったら?僕は父上に報告が出来るだろうか?そんな事は出来ない…僕はセレンを売る事は絶対にしない。レオーネ王国だろうがティアード帝国だろうがセレンに害を及ぼすなら、僕はセレンを守るんだ!


 僕はセレンを《《護る盾》》になる!


〓カンテラの決意〓

 俺とセレンの出会いは最悪だった…

 そんな傲慢な俺をセレンは嫌わずに友として接してくれた。伸び悩む俺の相談にも嫌な顔をせずにのってくれる。

 俺に斥候職を薦めてくれた時、これは天職だと思えた。セレンは俺以上に俺の特徴を理解して導いてくれた。セレンは次元の違う存在なんだと思っていたが、【魔力感知】について教えてもらってる時に、思わず抱きしめてしまった時に気付いたんだ。

 セレンはとても柔らかくてどこにでも居る普通の女の子だった。セレンは最初からあの強さではなかった…きっと努力であの強さを身に着けたんだと理解した。

 そして俺も努力すればセレンに近付けるのなら、どんな努力も厭わないと決意した。

 

 俺にはライバルは多いようだ。

 だが俺は諦めが悪い、相手が皇子だろうと伯爵家だろうと己の力でセレンの隣を勝ち取るだけ!

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