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異世界転生、授かったスキル〘毎日ガチャ〙って…  作者: 小桃
第三章 ティアード学園編
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第70話 努力の成果

 スピカでの休暇も1ヶ月が経過したの。

 毎日の様にダンジョンへ向かって討伐を繰り返したの。セレン様は毎日【気配感知】に魔法イメージの訓練に励んでかなり成長したよ。

 私とセレン様は色んな事を話し合って、二人の絆は更に強固なものになったの。


 今はセレン様の魔法イメージの訓練中で、私は一緒に訓練を手伝いながら魔力操作をしてるの。セレン様は無詠唱で〚水弾(ウォーターバレット)〛は撃てるようになったので、今は〚水刃(ウォーターカッター)〛に挑戦中。私が発生させてる〚水壁(ウォーターウォール)〛に撃ってもらうので物を壊す心配は無い。


「ちょっと違うだけなのに、実際にイメージするのは難しいわね」

「少しだけ詠唱してみて?慣れるまではイメージし難いところを詠唱するのは良いと思うよ」

「判ったわ。(カッター)!」


 私の指摘通りにイメージし難いところだけ詠唱すると、完璧ではないけど〚水刃(ウォーターカッター)〛を撃てたの。形状のイメージが苦手なら、そこだけ詠唱するだけでも発動時間はかなり短縮されるから、詠唱短縮だけでも効果は抜群だね♪


「うん、これならイメージし易いわ!レン、アドバイスありがとう♪」

「どう致しまして!」

「レンは〚水壁(ウォーターウォール)〛を発生させるだけで訓練になるの?」

「えっと、壁際を見てみて」

「あっ…小さな鎖がある。しかも鎖が動いてるわね…」

「魔力操作で動かしてるの。結構難しくて魔力も結構消費するんだよ!」

「話をしながら出来るのね…」


 少し話に夢中になったけど、その後はしっかりと訓練をしたの。


➖➖➖スレイン視点➖➖➖

 療養も終わってトレーニングを再開した。

 

「動きは徐々に良くなってますよ。」

「まだまだ全然駄目だよ…」

「焦りは禁物です。今日の稽古は終了です。」

「ありがとうございました。」


 サインツ先生との稽古が終わって、セレンの事を思い浮かべる。あの怪我さえなければ…セレンの故郷で休暇を過ごせてたのにと思ってしまう。


「はぁ~、セイレーンが羨ましいよ(笑)」


 思わず独り言を言って笑ってしまう。


「次の休暇は必ずスピカへ行くぞ!」


 自分に言い聞かせるように声を出したのだった。

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