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第16話 採集の知識

 翌日、学舎の教室では採集の授業が始まったけど、採集の事を馬鹿にしてた奴こと【ダン】君は、教室へ入る事を許されずに外に出たままで、舎外授業までは外で待機してるみたいなの。


「主に採集で求められる物は、薬とポーションの素材になる薬草だ。採集する薬草にも種類が色々あってな、間違った薬草を採集して渡すと薬師や錬金術師に迷惑が掛かるから十分注意する事。似たような物があって間違いやすいから、昨日渡した羊皮紙に特徴が記されているから、よく見てしっかりと覚えておくように。」

「「はい」」


 その後も、ダレン先生から薬草を見分けるコツや生息地帯の説明を受けたの。私は先生の言うコツ等をこまめにメモを取って、舎外授業で薬草を見分けられる様に取り組んでるんだけど……他の子達はただ聞いてるだけなんだよね(汗)

 

 そして、ダレン先生の授業が終わって休憩をとった後は、薬草を採集する舎外授業をする為に、ポロ町の外へ出て草原へと向かったの。

 舎外授業からはダン君も参加するんだね。


「よし全員揃ってるな!これから各々がこの草原で薬草の採集を行ってもらうからな。今回は回復薬に必要な薬草の採集をしてもらう。1時間で採集をしてこの場所へ戻る様に。では始め!」

「「はい」」


 舎外授業が始まって、私は授業で先生が言ってたメモを片手に薬草を探したの。

 回復薬に必要なのは【アスク草】と【メル草】で根っ子まで綺麗に取る必要があるんだよね。アスク草っぽい薬草を見つけて、葉の形状等をしっかり確認をする。


「よし、アスク草に間違いないね」


 確認を済ませると、根元の周りからゆっくりと掘って根っ子を傷つけない様に優しく抜いたの。

 やっとアスク草を1本採集出来た。これは結構大変な作業なんだね(汗)

 私はその後も、ゆっくりと丁寧に採集して必要な数の薬草を取り終えたの。集合場所元に戻ってみたら……私が1番最後だったみたい……うん、時間前だったけど凄く気不味いな(汗)


 ダレン先生は私が戻ってきたのを確認すると、全員に向かって声を掛ける。


「よし、まだ少し時間は残ってるが全員揃ったようなので、このまま冒険者ギルドへ向かうからな!お前達が採集した薬草を査定をしてもらう」


 ダレン先生が声を掛けてポロ町にある冒険者ギルドへ向かおうとすると、ダン君が先生に近寄って声を掛けたの。


「おい、昨日の約束は覚えてんだろうな?」

「あぁ、お前が今日で冒険者養成講座は除名になる事ならしっかり覚えてる」

「ちげぇよ、採集が出来てたら特例で冒険者登録をする事だろうが!」

「あぁ、冒険者ギルドでの採種の査定をすれば、お前が愚か者だと判るんだついて来い!」

「明日から俺は冒険者だぜ(笑)」


 ダン君お願いだから空気をよんでね(汗)周りの空気を重くなって辛いじゃない……


 私達はダレン先生の先導で、ポロ町にある冒険者ギルドへ到着して、みんなが採集した薬草の査定をして貰う事になったの。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] どの植物を採取したらよいかは、鑑定を活用すればよかったのでは。
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