表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生、授かったスキル〘毎日ガチャ〙って…  作者: 小桃
第三章 ティアード学園編
147/231

第56話 誓い

 私は医務室へ駆けつけた。


「どうですか?」

「出血は止まってるんだから、安静にしておけば落ち着いてそのうち治るよ。」

「なっ、治療班なのに怪我の状態を把握出来ないの?剣で腹部を刺されてたのを私が止血だけって説明したよね?医務室へ連れてきてからは何も治療してないの?」

「心外だな…出血が止まってるんだ!今更、何をする必要があるんだ?」

「体内の傷まで治療出来てる訳が無いじゃない!素人が医療班を名乗らないで!私が治療するから部屋から出て行って!」


 私は治療をしてない医療班に退室を促して、スレイン様の状態を確認する。患部を触診してると医務室へセレン様がやって来てた。


「レン…スレインの怪我は大丈夫なの?」

「医療班が何も処置をしてなかったの…臓器の損傷が酷いのかもかなり悪化してる…でも、私が必ず治してみせるから安心してね。」

「レン…お願い、助けてあげて…」


 泣き崩れるセレン様を優しく抱きしめて、耳元に優しく語り掛ける。


「セイレーン様、《《セレスティア》》の名に誓ってスレイン様を必ず治すからね。」


 そう言って、私は左眼の〘聖眼〙を解放して治療を始めたの。使う力は〚希望〛、これは私の望みを叶える事が出来るもので、〘聖眼〙を行使しするには対価が必要みたいなんだけど、対価が何かはまだ判ってないの。

 ママからは対価が判るまで〘聖眼〙を使うのは控える様に言われてたけど、私は友を治療する為に行使する事にした。

 私はスレイン様の患部を押さえて〘聖眼〙の力を行使する。


「セレスティア.Z.シルヴァニアは〚希望〛の力を行使して、スレイン.キングストンの傷を癒やす事を願う。」


 すると、スレイン様の患部が輝き出したの。輝きは徐々に薄らいで最後は消えたの。私はスレイン様の状態を確認しようとすると、顔面蒼白で意識を失って居たはずのスレイン様が目を開いたの。


「セレン?僕はあれから…」

「怪我して医務室へ運ばれたの。傷は治療したから安心してね♪」

「あぁ…スレイン!意識が戻ったのね…心配してたのよ〜(泣)」


 意識が戻ったスレイン様へ、セレン様は泣きながら抱きついたの。2人の様子を見て私は素直に喜びを噛み締めていたの。少し落ち着いたセレン様は私の方へ振り向き確認する。


「レン…その、先程の事は?」


 セレン様は、私の行った奇跡を力の事を聞いてきたの。私はただ無言で首を振る。それを察したセレン様は何も言わずに頷いてくれた。

 セレン様は私が何者かを知ったかもしれない…だけど、セレン様なら誰にもこの事を話さないと信じたの。


➖➖➖➖セイレーン視点➖➖➖➖

 レンがスレインを治療する行為を見守る。


『セレスティア.Z.シルヴァニア』それが本当のレンの名前。『シルヴァニア』って…レオーネ王国に滅ぼされた聖都シルヴァニアの出身なの?

 

 レンが言葉を発し終えると、スレインの患部を押さえるレンの手が光り輝いたの。輝きは徐々に薄らいで最後に消えていった。

 すると、生気を失っていたスレインが意識を取り戻したの。私は奇跡を目の当たりにしたので、レンに確認すると無言で首を振る…私はその意味を理解して頷いたの。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ