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異世界転生、授かったスキル〘毎日ガチャ〙って…  作者: 小桃
第三章 ティアード学園編
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第50話 学年序列決定戦

 セレン様に甘えたあの後も、一緒に入浴をしてから一緒に寝たの。


「レン、おはよう。少しは落ち着いた?」

「うん、大丈夫だと思う。」

「まだ不安ね。当分は私の部屋で過ごす事にするのが良いわね。さぁ、朝食を済ませて教室へ向かうわよ!」

「うん。」


 朝食を済ませて私達は教室へ向かった。


「今日から序列決定戦が始まる。Sクラスはクラス内で序列を決めて18位以下はAクラスの者と残留戦がある。負ければ降格だから落ちない様に頑張るんだな。次に学園序列戦だが、今年から武術部門と魔術部門が統合される事になった。武術と魔術の総合的な序列戦となり、出場するのは各学年トップ4だからそのつもりでな!」

「「はい」」


 初日は1回戦と負けた者の順位決定戦まで行われるので、直ぐに闘技場で試合開始する。

 私達のA班からカンテラが出場するので応援をしに闘技場へ向かったの。


「次は7位カンテラと18位マルセロだ。闘場へ上がれ!」

「カンテラ頑張ってね♪」

「A班メンバーと当たるまでは負けないよ!」


 闘場へ上がった2人、カンテラは双剣でマルセロ君は槍だ。リーチの差で不利だけど、突きと足元への攻撃を対処して間合いを詰めれば、カンテラが勝利を呼び寄せる。

 

「それでは始め!」


 マルセロ君が突きで攻撃を仕掛けるけど、カンテラは見切って躱しながら間合いを詰める。マルセロ君は距離を取ろうとするけど、それを許さないカンテラは、更にスピード上げて懐へ入った所で勝負あり。


「カンテラやったね♪」

「おぅ、応援のお陰だよ!」


 そう言ってハイタッチをした。


 翌日は2回戦と3回戦が行われる。カンテラが勝てば3回戦ではストラトスと当たるの。


 そして翌日になり、カンテラは2回戦を突破して3回戦はA班同士の戦いとなった。


「槍でも良いんだよ?」

「俺は双剣で生きて行くと決めたんだよ。」


 A班同士の対決が始まる。

 盾を左手に槍を右手に持って待ち構えるストラトスに、双剣を構えるカンテラが仕掛ける。

 自身の身体を回転させながらの斬撃〚回転斬り(スピンスラッシュ)〛だ。ストラトスは盾で受け止めるが、右側からの攻撃の為に槍の突きを打てなかった。カンテラはヒットエンドランで斬撃後は直ぐに距離を取り、反撃の隙を与えずに斬り掛かるが、ストラトスは盾を持ちカンテラへ〚盾攻撃(シールドアタック)〛で突進した。斬撃と盾が激しく当たったと思った瞬間、ストラトスの盾は斬撃で弾け飛んだ。と思ったけどストラトスは盾を放していて、槍を上から振り落としていたの。カンテラはその攻撃を右肩に受けた所で勝負あり。


「勝者、ストラトス!」

「アタックが囮か…」

「たまたま閃いたんだよ。1対1は僕が有利だから勝てたんだと思うよ?」

「完全に俺の負けだよ。ありがとう!」


 A班同士の対決はストラトスが勝利して、準決勝進出者は序列1〜4位で独占したの。準決勝は第1試合は私とセレン様、第2試合はスレイン様とストラトスとなったの。残りの試合は翌日に行われるのでそのまま解散となった。


 私はカンテラの右肩が気になったので、治癒が必要か確認しに歩み寄ったの。


「カンテラ、右肩を診せてくれる?」

「あぁ、悪いな、ありがとう。」

「右手少し引っ張るよ?」

「痛っ…」

「肘を曲げて右肩を回すね?」

「引っ張る方が痛いかな?(顔が近い…)」

「右手を私の肩に乗せてくれる?いくよ〚治癒(ヒール)〛!」

「あっ、痛みがひいたよ。」

「うん、良かった♪一応は明日まで安静にしとくんだよ?」

「ありがとう!」


 カンテラの治療を済ませた後は、私を待っていてくれたセレン様と女子寮へと戻ったの。

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