第47話 感知の訓練
翌日から班活動の授業の時は、午前は魔物の特徴を知る勉強会で、午後は感知の訓練となった。午前の勉強会を終えて、午後の感知訓練を始める。
「感知なんだけど、感覚的な物だからさ、覚えの早い遅いがあるからね、遅くても諦めないで頑張って欲しいの。」
私がそう言うとスレイン様が質問する。
「因みにレンはどれ位で覚えたのかな?」
「私はね…初めてダンジョンへ入った時何だけどさ、ゴブリン4体が近付いて来たのが普通に判っちゃったの(笑)」
「レンは全てにおいて規格外なんだね(汗)」
「まぁ、そんな事はどうでも良いから感知訓練ね!【気配感知】が簡単だからやるよ〜」
全員に布を被って貰って、何かを感じたら手を挙げて貰う事にしたの。
私は身体強化で少しオーラを出す…誰の手も挙がらない。なので更に強くオーラを出すが…やはり誰の手も挙がらなかった…
魔物気配なら感じる事が出来るのかな?と思ったので、従魔を召喚してみる事にしたの。
〚ロハ!声は出さないでね。少し気配をだしてくれるかな?〛
〚(笑顔)〛
うん、これでも誰の手も挙がらなかった…意外と【気配感知】って難しいのかな?
〚ロハ、ありがとう♪戻すね。久し振りに会えて嬉しかったよ♪〛
〚(笑顔)〛
「どう?誰か何か感じた?」
「ううん、何も無かった様に思ったけど?」
「3回くらい気配出したんだけど、行き成り感覚を掴むのは難しいかな?少し休憩してから次は距離を縮めて試してみようね。」
休暇が終わって、距離を縮めて感覚を掴んで貰おうかと思ったけど、感知がどんな物か知って貰う為に、私が布を被って手本を見せる事にしたの。
「みんな、好きな場所へ動いて良いよ!私が30まで数えたら場所を当てるから止まっててね。」
「「了解!」」
其々が動き始めたので、同時に私も30カウントを開始したの。
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