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異世界転生、授かったスキル〘毎日ガチャ〙って…  作者: 小桃
第三章 ティアード学園編
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第37話 個別訓練

 今日から2週間はパーティー編成に向けて、授業は個別訓練期間になったの。


 訓練期間が終ると成果を披露して、入りたい班に適性が認められると、その班のメンバーになれる感じなの。

 セレン様のA班が要求するのは【前衛職】2名と【斥候職】1名なので、入りたい人はその事を理解して訓練する事になるね。


 個別訓練の為、私が特定の個人訓練を手伝うのはタブーになる。仲の良い人を優遇する感じになると不公平感が生まれるからね。なので、私とセレン様は討伐活動を行う時の隊列や、治癒魔法の練習をする事にしたの。


「ねぇ、斥候は隊に合流したらポジションは何処になるの?」

「中衛になるかな?地形や魔物の情報を伝える事になるから、前後衛の両方とコミュニケーションが取り易いからね!」

「前衛は現れる魔物の攻撃の受け止め方を、後衛は魔物への有効な攻撃手段を考えれるって事になるかしら?」

「うん。実際に討伐地点への単独調査は、1年生の間はしないと思うの。魔物への対処が出来る実力が付くまでは、隊列移動になるかな?」

「いきなりは出来ないわよね。」

「A班のメンバーが決まらないと、これ以上は話を詰めれないので、治癒魔法の練習をしちゃいましょうか?」

「そうね。それで何をするの?」

「キメ細かい魔力操作かな。魔物討伐って連戦になる事が多いので、綺麗に傷を癒やさないと戦闘中に傷が開くと大変なのと、消費魔力を抑えられるのが1番なんだよね。」

「判ったわ。それでは始めましょう。」


 その後は私が手本を見せて、セレン様が額に汗を滲ませながらも魔力操作の練習に取り組んだの。セレン様の魔力量等を鑑定したいけど、スキルの事は余り口外しない様に言われてるのよね(汗)勝手に鑑定して気付かれると、相手に不快な思いをさせちゃうし…難しいね。


 そんな感じで午前の授業が終わったの。

 セレン様といつも通りに、中庭で昼食を食べに行こうとすると、ストラトス君が声を掛けてきたの。


「僕も食事に同席してもいいかな?」

「別に構わないわよ。」

「ありがとう!」


 ストラトス君も一緒に昼食を食べる事になったの。

 セレン様の班に入る前からアピールするなんて、ストラトス君って結構『グイグイ』行動するタイプなのね(笑)


※天然なセレンはセイレーンでは無く、自分に向けられてると気づいてなかったのだった…


➖➖➖➖ストラトス視点➖➖➖➖

 よし!セイレーン様が一緒に居るけど、セレンと一緒に食事を取れる♪


 これからはもっと積極的に話し掛けて、距離を縮めていけば夕食に誘えるかな?スレイン様を筆頭にライバルは多い筈だから、しっかりと戦略を立て確実に遂行するんだ!

 僕の隣に相応しいのはセレンただ1人だ。


※ストラトスはセレンを落とす為に、色々と策を講じた結果【軍師】としての才能を開花するのだが、それはまだ先の事である。

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