第34話 壁役の必要性
翌日の授業は、壁役の必要性を改めて話し合う事になり、私が知ってる事を説明したの。
壁役の者が魔物の攻撃を集中的に受ける事で、味方は魔物への攻撃に専念出来る。壁役への攻撃に集中してるうちに隙を突いたり、高威力魔法の様な発動するのに時間を要する攻撃で、時間を稼ぎ戦局を一変する事も可能である。攻撃を一手に引き受けてくれるので、治癒職も治癒対象が明らかになるので、治癒を行いやすい事など。
次に壁役のスタイル。これは主に2つあって、【重装壁】と【軽装壁】の対称的な壁役。
【重装壁】はその名の通りフルプレートアーマー、大盾等で装備を固め、魔物の攻撃を受け止めてヘイトを集中させる。魔物の攻撃を恐れない勇気と攻撃を捌く技量が求められるので、リーダーとしてパーティーを引っ張る者が適しているね。
【軽装壁】は身動きしやすい装備で、魔物の攻撃を回避しながらヘイトを集中させる。圧倒的なスピードと、攻撃を見極める動体視力が必要で、かなり稀有な壁役になるね。
私は体力的な問題で重装壁は出来ない。
一応は出来る軽装壁の手本を、魔物に見立てた先生相手に見せる事になった。
「攻撃を躱すだけじゃなくて、魔物の体勢を崩せれば良いんだけど、先生相手だから無理だと思うから期待しないでね(笑)」
「では、行くぞ!」
「はい、お願いします。」
先生の知ってる魔物の速度で攻撃を仕掛けて貰って、私はそれを躱し続ける。全く当たる様子が無いのが気に食わないのか?先生は攻撃の速度を上げてくるの…(コノヤロー!)
「ちょっと…攻撃が早過ぎません?」
「余裕そうだからな(笑)」
ふざけた先生だ…仕方ないので、こちらも隙の作り方を披露するか♪
私は速度の上がった攻撃を躱しながら、槍で先生の足元を軽く突いて躱すと、先生はバランスを崩した。
「なっ!」
「こんな感じで躱しながら隙を作ると、味方は攻撃を入れるチャンスが出来るでしょ♪」
「体勢を崩す余裕もあったのか…」
軽装壁の様子を見て、みんなも壁役の重要性を理解したみたい。だって先生相手でも躱しながら隙を作ったからね!
その後の授業は、明日から壁役の訓練を取り組む事を决めた所で終わったの。
セレン様と女子寮へ戻ろうとした時に、スレイン様から呼び止められる。
「レン、重装壁の事をもう少し聞きたいのだが、時間を作れないか?」
「女子寮へ戻るだけだったので大丈夫ですが、セレン様はどうします?」
「私は先に戻るわ。戻ったら部屋へ来てね。」
セレン様に許可を取ったので、スレイン様と重装壁の話をする事になり、中央食堂へ向かおうとすると、もう1人声を掛けてきたの。
【なかなか面白い】【続きを読みたい】という方は
・ブックマーク
・いいね♪
・評価の「★★★★★」
をして頂けるとモチベーションが上がりますので
よろしくお願いします。




