第32話 天然女子
女子寮へ戻って、普段着に着替えてから夕食までの間は、セレン様の部屋で話をするのがルーティンになってるの。今日も話をするんだけど、聞きたい事があったので聞いてみたの。
「ねぇ、ずっと思ってた事があってね。今日もゴードン先輩との模擬戦でもあったんだけど、開始前に軽く話した後に顔が赤くなってたの。あれって何か失礼があったのかな？」
「えっと…、レンは話をしてる時によく微笑むわよね？あれって意識してるの？」
「意識は特にしてないけど、ママと話のをする時はいつもあんな感じだから、私としてはごく普通何だけど変なのかな？」
「レンはね、自分の事だから判ってないと思うけど、凄く綺麗な顔をしてるの。そんな女の子に笑顔で話し掛けられると照れるのよ。」
「うん…全然判らないけど、気分を悪くはさせて無いのならよかった♪」
「それよ！その表情は私でも『ドキッ』てするもの、男なんてイチコロよ（笑）」
「それじゃ、気を付けて無表情で話す事にする方がいいよね？」
「今のままで良いわよ！急に表情が無くなったら相手が気にする様になるわよ？」
「そうか〜、うん、判った。今まで通りにするね♪」
その後は２人で食堂で夕食を済ませて、大浴場では先輩方も含めて『キャッキャ』と女子トークをして、かなり長い入浴タイムを満喫してその日は終わったの。
『ガチャ…〘光のピアス〙SR Rank』
※このピアスを身に着けた者同士は、ピアスを介して会話が出来る。
久し振りに高性能のアイテムが出た♪
いつかセレン様にこのピアス渡して、卒業後も連絡を取り合える仲でいたいなぁ〜♪
➖➖➖➖セイレーン視点➖➖➖➖
レンは私の予想通り【天然女子】だったわ。
これからも【キラースマイル】で男子生徒を落として行くのでしょう（笑）
レンに近寄る男子生徒を私が品定めして、相応しい者が現れるまでは私がレンを守るの！
スレインなんて持って来い何だけど…もし皇帝の妻なんかになったら、レンと会うのが大変になるから却下よ（笑）
ふふふ…スレイン残念ね。私が認めないから貴方の《《想い人》》とは結ばれないわよ！
