第31話 カンテラからの相談
治癒職が決まって討伐チームが4つ出来た。
【A班】セレン様と私
【B班】ナイジェル君とドミニク君
【C班】ハリー君とマイケル君
【D班】デイビス君とノバク君
後は其々の班に3人ずつ入ればパーティー編成完了だね。因みに治癒補助になった者は後衛職となったの。これは前衛で積極的に戦う事を避ける為で、治癒する者が負傷して治癒出来ないなんて本末転倒だからね。
理想は斥候1人前衛2人だけど、そこは臨機応変に編成する事になったの。
目的の治癒職選抜も終わったので、授業は終了したのでセレン様と女子寮へと戻ろうとすると、カンテラに呼び止められる。
「レン!少しだけ時間をくれないか?」
「ん?良いけど模擬戦はしないよ?」
「ちがっ…俺はレンと同じ班になりたいんだ!前衛職はスレイン様やストラトスと被れば叶わないんだ…だけど俺は…」
カンテラはプライドを捨て、私にアドバイスを求めてると思ったの。
「うん、それでも私と同じ班になりたいから、アドバイスが欲しいんだね。」
「あぁ、頼めるか?」
「友達でしょ♪頼ってくれて嬉しい(微笑)」
「お、おぅ」
頼ってくれて嬉しいから笑顔で応えると、カンテラは顔を少し赤くするの。いつも思うんだけど、なんで顔が赤くなるのかな?
「カンテラは前衛よりも斥候が向いてると思うよ。動きも俊敏だからさ、その機動性を活かせると思うんだよね。武器も槍より双剣が合うと思うよ?」
「そうか、寮へ戻って斥候に詳しい先輩に聞いてみるよ!レンありがとうな♪」
「うん!私も斥候についてレポートを書き出して渡すね♪」
「ほ、本当か!それは有り難いよ」
「じゃあ、セレン様が待ってるから行くね!」
「あぁ、時間を取らせて悪かったな。セイレーン様に謝っておいてくれ。」
カンテラとの話が終わったので、セレン様の元へ戻って待たせた事を謝ってから、女子寮へと戻っていったの。
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