表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生、授かったスキル〘毎日ガチャ〙って…  作者: 小桃
第三章 ティアード学園編
117/231

第26話 パーティー編成

 先輩達との決闘から2週間が経過した。


『平民風情』『媚売り女』等の陰口は聞こえなくなったの。私の事を認めてくれたと思ってたけど…怒らせない様に避けられてる感じ(汗)

 貴族と平民の間にある壁って、私が思ってるよりも大きい物だと感じた。そう考えるとセレン様達って、皇族なのに別け隔てなく接する事って凄い事だと、素直に尊敬してるの。

 そんな事を考えながら朝食を食べていると、セレン様が話し掛けてきたの。


「レン?食事の手が止まってるわよ。授業があるから、早く食べないと遅れるじゃない。」

「あっ、うん、ちょっと考え事をしてて…すぐ食べちゃうね(笑)」

「考え事ってパーティー編成の事かしら?模擬討伐訓練が近々あるから、今週はパーティー編成を見越した授業だと言ってたわね。」

「うん、セレン様と同じパーティーが良いなって考えてたんだよ(微笑)」


 本当は別の事を考えてたけど、セレン様に合わせて返事をしておいた。『尊敬』してるとか口に出すのは恥ずかしいから…


 朝食を済ませて、いつも通りセレン様と教室へ向かって隣の席に着いて授業開始を待った。


 先生が入室して授業が始まる。


「今日はパーティー編成についての授業だ。討伐訓練へ向け、模擬討伐を行う為にパーティー編成する必要がある。強い者だけで編成してもパーティーは成り立たない。斥候、前衛、治癒、後衛等のバランスが必要だ。それを踏まえてパーティー編成の基礎を教える。」


 私はハンター活動をしてたから判るけど、皆はそこから学ぶんだと思った。


➖➖➖➖スレインの視点➖➖➖➖

 僕の理想的なパーティー編成を考えた。

 僕は前衛が最適だと思ってる。セイレーンは後衛で間違いない。セレンは万能だから殿しんがりに最適だ。残る候補は斥候と治癒といったところか。

 今週の授業で、理想的なパーティーを組む為に、クラスメイトと模擬戦をして見極めよう。そして、セレンだけは誰にも渡さない。

 たとえセイレーンと別のパーティーになってもね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ