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異世界転生、授かったスキル〘毎日ガチャ〙って…  作者: 小桃
第三章 ティアード学園編
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第18話 第一皇子

「スレインにセイレーンここに居たのか、学園に入学したというのに、私への挨拶が無いのは何故なのか?」

「あら、普段から挨拶をするような仲じゃないじゃない?何故そんな事を言ってくるの?」


 その人は不機嫌そうな感じで話し掛けてきたけど、セレン様は鬱陶しそうな感じで応えたの。2人を呼び捨てするこの人は誰なんだろう?と思っていると、後ろに控えていた男性がセレン様に注意をする。


「セイレーン様、言葉が過ぎますよ!いくら妹君でも《《将来の皇帝》》になられる第一皇子ゼクス殿下には敬意を払わないといけません」

「パパは誰を後継者にするか公表してないからね!スレインが皇帝になるかも知れないじゃない!」

「平民に負けた者が皇帝に成れる訳がない。戯言を口にしてはいけませんよ」


 なんか不穏な空気になってきた……でも、スレイン様は決して弱くない、よく判ってない人に馬鹿にされるのは面白くないと思ってると、第一皇子が私に向かって声を掛けてきた。


「お前が噂の平民の女か?スレインに媚を売って妾にでもなるつもりか?なんなら私が味見してやっても良いんだぞ?」


 下衆な笑みを浮かべながら、私の全身を舐め回すように見られたので、私はセレン様の後ろへ隠れたの。


「いくら第一皇子でも言って良い事と悪い事の区別もつかないのか?」


 スレイン様は怒りの表情で第一皇子に詰め寄ろうとすると、取り巻きの人達が壁になる。


「スレイン様、熱くなるのも良いですが、平民の女に勝てない貴方が我々に勝てる訳がないでしょう。もし、我々に挑むと言うのなら【決闘】でも致しますか?」


 小馬鹿にする様な態度で話す取り巻きに対し、スレイン様は怒りに冷静さを失いながら応えた。


「そうだね、【決闘】を申し込む事にする。兄上は【決闘】を受けてくれるのかい?」

「馬鹿か?私は愚弟と【決闘】をするメリットが無い。私の付き人とでもするが良い」

「判ったよ。取り巻き達に【決闘】を申し込む!」

「ははっ、我々は3人なのでそちらもあと2人を用意して下さいね。決闘申請書は明日にでも《《こちら》》で用意致します」

「スレイン、お前が闘技場で這い蹲る姿を見るのが楽しみだよ。あ~はっはっは〜!」


 ゼクス第一皇子は高らかに笑いながら、その場から去って行った。


「スレイン、私も【決闘】に参加するわよ!あんな奴らはぶっ飛ばしてやるんだからね!」


 セレン様はかなりご立腹で【決闘】に参加するみたい。そんな私もスレイン様の事を馬鹿にされて、かなり腹が立っていたので【決闘】へ参加する事を伝えたの。


「あの、私も【決闘】に参加します。スレイン様をあんな風に言う人は許せませんから……」

「セレンにレンありがとう。僕一人でも十分に勝てると思うんだけど、2人が居るなら心強いよ♪」


 こうして、私達3人はゼクス第一皇子の取り巻き達に【決闘】を挑む事になったの。

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― 新着の感想 ―
第一王子がこんなに愚かだったら普通は王位を継がないだろうな。
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