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黒滅龍 ディオニュオス襲来

お、襲ってこない?


死を覚悟して目をつぶっていたから良く分からないが、このドラゴンには敵意がないようだ。


た、助かったのか?


「グオオン?」


こちらを見て何か話したげなドラゴン。


何だ?何か話そうとしているのか?


「おっと、済まない貴様か?我の主人は」


は?喋った?ドラゴンが?いや、もしかしたら疲れてるのかも、常識的に考えてドラゴンが喋るとか聞いたこと無いしな。


「おい、聞いているのか?貴様だ、我の目の前にいる貴様に話しかけている」


はい?俺に喋ってんの?


「だからさっきからそうだと言っておるだろう」


「改めて初めまして、我が主人。我の名はディオニュオス

我を主人にするのは貴様が初めてだ」


ちょっと待て、今主人って言ったか?俺は特に何もしてないが……


「何を言う、貴様はあの様な高い難易度の魔法を使っておいて何を抜かしておるのだ?」


難易度の高い魔法?なんだそれ、俺は使った覚えなんか無いぞ?


「ほう、あれを無意識で扱うか、相当の猛者とお見受けする」


は?何を勘違いしてるんだ?俺は使ってないって言ってるだろ?


「あの魔法を知らないと言うのか?まぁそうかあれはもう無いはずの魔法だからな、伝承ぐらいは残っていると思っていたが、どうやらもう無いようだ」


お前は一体何者なんだ?なぜそんなことを知ってる?


「我は黒滅龍ディオニュオス、かつて魔王の軍勢に居たものだ、だがしかし我は魔王軍から追放されてしまったのだそれからの記憶はあまり無いがこの山で寝ていたのは覚えている」


というと、ここはお前の家だと言うことで言いか?と言うかお前魔王軍だったの!?


「あぁ、だがそれももう4000年前程の話だ、もうその魔王も生きてはいまい」


お前は一体何年生きているんだよ!ツッコミどころしかないじゃねぇか!


「我はもう10000年は生きているな」


それじゃあもう何代もの魔王を見ているんじゃないか?


「数代は見ているが殆どは寝ていて知らぬ」


まぁ取り敢えずアンタは俺の仲間ってことで良いのか?


「あぁ、そもそも我は貴様の存在を感じてこの山へ戻ってきたのだ」


俺は、ただの冒険者だぜ?そんなに凄くは無いと思うんだけど。


「貴様が気づいていないだけだ、いずれ気づくことになるであろう」


俺にそんな力が……取り敢えず俺は街に帰るよ。


「そうか、では我も着いていこう」


いや、お前その身体で街に入れるわけ無いだろ。


「心配無い、我ら古より生きるドラゴン族には人型になれる秘技があるのだ、かなり久しいからなちょいとやってみるとしよう」


《人間変転》


するとディオニュオスは人間の形に変化しだした、


「ふむ。女か、まあ悪くない身体だ」


だがしかし、服を着ていなかった。


ちょっ!?お、お前服着てねぇじゃねぇか~!!!ホント頼むから服着てくれ、俺の俺が危ないから!


「???貴様は一体何を言っておるのだ?あぁなるほど、貴様はこの女体に興奮しておるのだな?ほぅれ我の身体に触れてみよ」


止めろ止めろ!俺は推しにだけ捧げるって決めてんだよ!


「我にはそのオシとやらは分からんが頑固なのは分かった」


あーもう分かったから、俺のコート貸してやるからほら着ろ!


「面目無い」


じゃあ帰るか、俺らの街へ












さて、如何だったでしょうか、このドラゴンが仲間になると言う展開、私は好きですね。それはさておき今回も読んでいただき誠にありがとうございます、次回も読んでいただけると幸いです、読んでくださった貴方に祝福を。



鈴蘭諸島

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