表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

なろうラジオ大賞4

屋根裏に潜む害獣がどう見てもクリーチャー

掲載日:2022/12/11

 どたどたどたどた!

 何かが天井裏を駆け抜ける音。


「うわぁ、またかよぉ」

「最悪だね」


 先月籍を入れたばかりの妻と共に天井を見上げる。

 動物が入り込んで屋根裏部屋に住み着いているのだ。


 とりあえず捕まえようってことで、虫取り網を買ってきた。


 天井に穴を開け、懐中電灯で照らす。

 何かが潜んでいる気配がするが……あっ、いた。

 ネズミだ。


「いたいた」

「捕まえられそう?」

「やってみるわー」


 捕まえようとすると、虫取り網が鋭い何かで切断されてしまう。

 どうやら強敵のようだ。


「コイツ、強いなー。

 ちょっと本気出すわ」

「家こわさないでねー」

「おう」


 近づくと危ないのでエアガンで対抗。

 一発命中するとネズミは屋根裏部屋を逃げ回る。


「ぎぃいいいいいいいいいいいいい!」


 苦しんでいるな。

 あともう少しで駆除できそうだ。


「ねぇ、危なくない?」

「大丈夫だろ、たぶん……あっ!」


 追い詰められたネズミがこちらへと突撃してきた。

 俺は脚立から飛び降りて臨戦態勢を整える。


「鉈、包丁」

「はい」


 三点着地しながら要求すると、すぐさま得物をよこす妻。


「ぎいいいいいいいいいいいい!」


 屋根裏部屋から飛び降りて来たネズミは、それはもう醜悪な見た目だった。

 目が六つ。しっぽが沢山。

 背中にある触手のような物がウネウネと蠢いていた。


「くたばれ害獣!」


 俺は鉈と包丁の二刀流でネズミを滅多打ちにする。


「援護するね!」


 妻は殺虫剤に火をつけて火炎放射で援護射撃。

 炎に包まれたネズミは苦しそうにもだえている。


「ぎいいいいいいいいいいい!」


 ネズミはなんかすごい勢いで触手を動かして妻を攻撃。

 部屋の物が次々と切断されていく中、俺は妻に対する攻撃を全て鉈ではじき返した。


「とどめだ!」

「ぎいいいいいいいいいいい!」


 包丁を投げると眉間に命中。

 ヒクヒクと全身を痙攣させてノックアウト。

 俺たちの勝利だ。


「じゃぁ、外に捨ててくるわ」

「部屋片づけとくねー」


 俺はネズミの身体をつかんで外へ。

 山の中へ投げ捨てる。


 死体を捨てると何かが集まって来る音が聞こえてきたが……まぁ、いいか。


 部屋へ戻って妻を手伝う。

 あらかた片付けが終わったら、二人でカップラーメンを食べた。


「ねぇ……あれって、ネズミだった?」

「強かったけど、ふつーのネズミじゃね?」

「そっかー」

「微妙にネズミっぽくなかったけどな」

「そだねー」


 テレビを見ながらラーメンをすする。

 やっぱり屋根裏が静かだと、快適だな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] すごい戦いでした。 [一言] 読ませて頂きありがとうございました
[一言] >死体を捨てると何かが集まって来る音が聞こえてきたが……まぁ、いいか。 クリーチャー増えそうw 『次回、迫り来るタヌキたち(害獣)を撃退せよ』
[一言] 笑ったw慣れすぎてる夫婦だw ちなみにクリーチャーのモデルは何かいるんですか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ