表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
プルーストの泪  作者: 月川 望
4/10

聞こえない。

ふと、教室で説明をしている40代らしき男性を見る。

[こんなに毎年人が来ないなら、この会も来年からは無しだな。正直面倒くさいし、冊子も配っているからこの会いらないじゃないないか!]


聞こえてきた。心が。


僕は初めてこの力を得た時から自分なりにこの力について解析してきた。

1.この力は相手が思っていることがわかること

2.なぜかその声は自分の内側からきこえてくること

3.自分の目で直接見えているもの(TVとかはダメ)が対象で、相手の目が見えていることで聞こえること

4.人間のみの心が聞こえること。


そして、結論として僕がこの力と向き合うためにはその心に耳を貸さないことが必須だと分かった。それができないと中学の時みたいなことになる。その時のことはまたいつか話そう。



正直、いらない力だ。

人間知らない方がいいことでこの世の中は出来ている。

一種の呪縛なのだ。この力は捨てようにも捨てられない。




ん?





おかしい




なにかが






まて。






隣のこの女。







なぜ......


心が聞こえない?









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ