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プルーストの泪  作者: 月川 望
1/10

僕らは生きていた。




人をヒトと書くだけで動物感が出るのはなんでだろう。





ヒトは誰しも自分が主人公でありたい。

だから他のヒトを貶し、脇役にする。


「どうせあいつなんて俺の物語に出てくる少年Aもし

かくはBかCなんだよ」とかさ。


主人公だからいかなる災難でさえ自分に降りかからないと思ってる。突然の災害だって自分には起こりえないものだと思ってる。そんなことないのにね。


そして自分は特別であると確信してる。失敗してるヒトを見ても自分は必ず成功すると思ってる。小説やエッセイを書いても誰かに評価してもらえると信じてる。




__人をヒトと書くだけで動物感が出るのはなんでだろう。__


.

.

.

.

.

.

なんてことを僕(=伊関としひろ)は考えていた。

もうとっくに深夜だ。


「寝ないとな」

口に出さなくてもいいのに口に出した。さっきまで頭のおかしいことを考えていたのだから切り替えるのにはちょうど良かった。なにしろ明日からは大学生だ。こんなこと考えてる余裕なんてない日々が始まるんだ。



そこからの記憶はない。もちろん寝てるからなんだけどね。

















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