告白
いつもの君が好き。
憧れた背中
届かない掌
間違った生き方
汚れた身体
寒い毛布の中
独りだった。いつも、どうしたらいいのか分からなかった。誰でも良いと温もりを求めた。夢のためと体を預けた。
「私は何をしているんだ」と嘆いた夜も、それを忘れるために周りの人の中にいようとした夜も、それが終わればまた疲れた顔を鏡に写して、独りで泣いて。
私は汚い人間だと、私には何もないと。私の『助けて』は誰にも届かないと、そう思って今日の上を歩く。
憧れた背中はもう、見えなくなっていて…自分がどこに向かっているのか解らなくなってきて、心の迷子になっちゃって、それでも死ぬ勇気なんかなくて、でも自分なんか死んだ方がましだと思いながら、なんとなく生きてきた。
ただ、なんとなく生きてきたんだ。
そんな時に、貴方に出会って、貴方は言った。
「それがあるから、今があるんだ」と、だから私は言われた気がした。
ちゃんと、生きていいのだと。
枯れた心が呼吸をした気がした―――。
例え、どんな過去があろうとも
例え、どんなに君が君を否定しようとも
進んできた道は、変わらないし、代えれない。
ただ、君がその道を生きてきたからこその今があって、それが辛くてもいつか笑える時は来て
愚痴っぽくて、泣き虫で、その癖プライドはお高く、かまってかまってとうるさいし、別に可愛くもないけれど
そんな今の君を愛してる。
もう一度しか言わないからちゃんと聞いといて
愛してる。
飾らない君が好き。