身近になった非常識……
食事を終えたアルシーとシルベリータは部屋に帰る事にした
「アルシー、二人は大丈夫かな?」
「倒れてたりしてね」
「いくらなんでもそれは無いよー」
「ふふ、そうね」
それはフラグというものだったのだろう
アルシーとシルベリータはそのままアルシーの部屋に入った
「ルーミア、ただいまー……あ」
「アルシー様、おかえりなさい」
「アルシーどうしたの? うわぁ……」
「シルベリータ様どうかなさいましたか?」
ルーミアはどうしたのですか? と言わんばかりの表情をしていた
「うん……アルシーの冗談が冗談じゃなかったよ!」
そこには二人の躯が転がっていた
「ミーナ、ルーネ……」
「あなた達のことは忘れないわ……」
「「いや死んでないから!」」
アルシーが冗談で言った事に全力で答えた二人
「あら? まだまだ、元気なのですね」
「「違います……」」
「ふふ、仲が良さそうね」
それもそうだろう、過酷な特訓を耐えた同志なのだ
「アルシーこんなの聞いてないよ……」
「ほんとだよ……」
「あら、私もシルもそれとなく言い含めたつもりだったのだけどね、ふふ」
素直に答えたら絶対受けなかったとアルシーは思っていたのだった
「それでルーミア、二人の出来はどうだったの?」
「はい! お二人とも呑み込みが早かったので明日から食堂で食べても問題ないです!」
「「え?」」
さっきとは全く違う物の言い方に呆然とした二人
「あら、どうしたのルーミアが褒めてるのにそんな顔しして」
「いや、でも……」
「ルーミアさんは……」
「さっきまでのですか? あれは演技です」
「「…………」」
「ルーミアさんの演技は怖いもんね!」
「そうね、シル、私たちも一回泣かされたもんね」
アルシーは懐かしさを込めて言った
「うん! でも、ルーミアさんは優しい人だもん」
「それはわかってるわよ」
「ありがとうございます、シルベリータ様」
「「そんなのないよーーー」」
二人の少女が叫ぶのも無理もない事だった
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二人の体力が回復するのを待ってからお茶会が始まった
<アルシー>
いつまで休みだったかな、聞くか
「学校の授業はいつからだったかしら?」
「確か、明後日だったと思うよ」
「アルシー、明日の予定は?」
「特に無いわよ、シルどうしたの?」
「一緒に行きたい所があるの!」
「いいわよ」
シルから誘ってくるなんて珍しい。というかすごくうれしいわ!
「二人はどうする?」
「何処に行くの?」
「えっとね……アルシーのお母様のところ」
「アルシーのお母さん?」
え、俺の母上?
「うん!」
「どんな人なの?」
「えっと、なんだったっけ……」
「ふふ、シル、名誉教授よ」
まあ、俺の母上の肩書なんて俺たちには関係ないから忘れるのも無理はないか
「そうそう!」
「「名誉教授!?」」
「そうよ」
「私たちの授業受け持つって言ってたよ!」
「でもシル、どうして?」
純粋なお出かけじゃないのはちょっと残念だけどね
「えっと……課題渡すって」
「ああ……そういうこと」
しかしなんで娘に言わんかね、母上よ
「ルイス閣下の言っていたことが」
「すごく実感できたよお……」
うん?なんで二人はあきらめの境地のような顔をしてるんだ?




