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アルシーの独白(五歳)

皇紀4050期


<アルシー>



俺が生まれ変わって5年が過ぎた


それも女になってた……


俺は前世で死ぬまでの20年間、男として生活していたんだけど……


まあそれはおいておいて


恐らく20歳の誕生日の前日に列車事故で死んだんだと思うな


何故? いや、だって最後の記憶が電車の中に居て、それですごい揺れがあったからそう思うだけなんだけどね


いやはや、人生とは呆気ないもんだ


まだまだやりたいこともあったし夢もあったけど


まあ、今考えても仕方がねえよな


だから不思議と悔しさなどの感情は一切ない、ないんだけど……


女に生まれ変わるとは……な


これは何をどうしようと変えれないよな?


しかし、20年間の生活の記憶をもつ俺には……


わかるか? いや、わからないと思うけどよ


まあ、あと俺が再誕した世界はどうやら俺が生きていた世界とは全くの別物


まず、魔法がある


そして、見たこともない種族がいる


そこが大きな違い


俺は生まれてからの5年間はどうにかして知り得た魔力の増強に努めた


いや、すごく大変だったとだけ言っておこうかな


何をしたかといえば、低級魔法を使いまくって魔力切れを起こすということ


まあ、テンプレです


魔法については俺もまだよく知らないんだよな


え? 何でって?


母上から『基本的に魔法の学習は5歳からが普通よ』と言われてな


それで、明日がその5歳の誕生日


父上が言うには家庭教師が付くらしい



ああ、それと言い忘れていたが


俺が生まれた家はどうやら貴族


しかも下級ではなく上級の爵位らしいけど、そのあたりは俺はよく知らない


まあ、これは親の会話からの推測でしかないから確実とは言えないっていう意味



女に生まれたから5年間のほとんどを家で過ごす羽目になってしまっているのは残念だけど


まあ人生これからだろ!




あ、父上だ



「アルシー、いたら返事をしなさい」


「はい! 父上!」


「今日も元気いっぱいだな、アルシーは。」


「明日が誕生日ですもの、わくわくしていますの!」


「ははは! この国での5歳の誕生日のプレゼントは決まっているのだよ、楽しみにしておきなさい」


「ええ~、教えていただけませんか父上!」


「う、しかしなあ」


「いいでしょう?」


「ドルイいけませんよ」


「アーシャ!」


「母上!」


「プレゼントは明日のお楽しみですよ」


「ええ~」


「わがまま言わないのが淑女としての嗜みよ」


「はーい」




そして俺の母上のアーシャ


めちゃくちゃ美人


最初は母上にドキドキしてた時期もあって……って何いってんだ俺!


正妻で今は魔法大学の講師を週に一回やっている


ちなみに父上は重要な会議以外は基本的に家にいる



俺が魔法をこそこそ使ってるのを母上に見つかったときはいろいろと面倒だったな


開口一番が”私の娘()天才だったのね!”だった


だから実は焦った


ここでスパルタ教育とかされたら俺の精神的なキャパ超えてたわ、マジで


その時はまだ頭の整理もついてなかったし


母上はそのあと初級の魔法を少し教えてくれた


だけど”これ以上は5歳になってからよ”


と言ってくれたので俺の心配は杞憂に終わった



今のところ友達は……いない


だって誰とも会って無いんだぜ・・・・・・


機会がなければ出会いもない!


父上は”5歳の誕生日パーティーが最初の社交界だぞ”っと言っているし問題はないと思う



後は……


「アルシー様、こちらにいらしたのですね」


「うん!」


「探しましたよ」


「ごめんなさい」



俺の専属メイドのルナン


めちゃくちゃ高スペックなメイド


俺についてのこともうすうす気づいているような気がしなくもない……


だって、出会いから今までいろいろやらかしてるからなあ……




それはさておき


明日は誕生会


中身はもう20を過ぎた成人(+5歳)なんだが


そんことはどうでもいい、楽しみなものは楽しみだ!


早く明日にならないかな・・・・・・

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