1邂逅
初めまして、初連載です。期待を裏切らないように精一杯努めます。よろしくお願いします。
雷鳴轟く豪雨の中、その絶望はやってきた。
季節外れの嵐と共にやって来て、雷を纏い、嵐の具現化とも思えるソレは、明らかにこの村を滅ぼすという意図があるようで、しらみ潰しに村にある建物を破壊し、そこに住まう人々を殺していく、つい昨日まで厳しくも愛情を持って接してくれた村の大人たち、自分をリーダーと呼び慕ってくれていた子供たち、僕の愛する家族たち、みんながソレが息を吐くように放つ稲光と共に人ではなく黒ずみになっていく、まさに地獄と言える状況、そんな光景を観たのが最後、視界が真っ白になると共に意識は途絶えた。
まるで長い長い間眠っていたような感覚だ。
そういえば昔、おばあちゃんが生きていた時に、この世界には龍と呼ばれる存在は居て、とっても遠くにあるのにこの村から見えるあの大きな山のてっぺんには雷龍が住んでいる、なんて話をしてくれたなあ。
もうすぐ僕は死ぬんだ、死んだら生前良いことをした人は天国に、悪いことをした人は地獄に行くって母さんが言ってたな、僕は天国にいけるといいな、きっと母さんも父さんもみんな天国にいるだろうな。
来世は農家じゃなくて冒険者になりたいな、自由に世界中を旅しながら魔物を倒すんだ、まあさっきみたいな怪物に勝てる気はしないけどさ。
なかなか意識が無くならないな、走馬灯ってやつか?死ぬ瞬間は時間がゆっくりになるって聞いたけどこんな感じだとは思わなかったな。
「そりゃあまだ死んでねえんだからな、いつまで寝てんだガキ、早く起きろ」
「厳密には1度死んでますけどね、それにガキはないでしょうガキは、僕たちだって"殺された"時は混乱したじゃないですか。」
「ウム...」
なんか変な声が聞こえたな、聞いた事のない声、これが天国にいる天使の声なのかな、けどイメージしてた天使と違うな、こんな野太い声だったのか
「おいいつまで寝ぼけてんだ、それに天使なんてクズどもに幻想を抱いてんじゃねえ」
突如げんこつを食らったような痛みが頭に走る、あれ頭?痛み?
「い、い、い、生きてる!!!??」
「だからそう言ってるじゃねえか」
どうやら僕は生きていたらしい、しかし目を開けても視界が白く飛んでしまっていて何も見えない、長い間暗闇の中にいたのに突然明るい場所に出たような感覚だ。
それならばさっき僕が観た地獄のような光景はなんだったんだ?夢にしては焦がすような匂いも、耳が痛むほど鳴り響く雷鳴も、目が痛くなるような稲光もあまりにリアルすぎた。あれがとても夢だとは思えない。あれが夢だと言うのなら僕はリアルがなにかわからなくなってしまう。
それに今の現状はどうなっている?眠っていた僕を3人の男が囲んでいる状態のようだ。
それ以前に僕はなぜ眠っていた?
なぜ眠る前の記憶がない?
眠っている僕になぜ危害を加えなかった?
眠っているうちに縛ったりする事もできたはずだ、僕はただの田舎村の村民、生かしておく事に価値はない。
いや、一つだけあった。思考を巡らせていると、いくつかの現状を説明するのに適した知識が頭に湧いてくる、以前村長が都会で奴隷として売るために田舎で人攫いを行う連中がいるって話をしていた事を思い出した。また、村に来た行商人に奴隷について聞いた時、人を奴隷にするには闇魔法を覚えた専門家が必要で普通の商人にはできないと言っていた、そして神父に魔法について、特に闇魔法について聞いた時、闇魔法は心身を癒す光魔法に対をなしていて、人の心を害し操る力があるって言っていた。闇魔法ならばさっき観たあまりにリアルすぎる地獄にも納得がいく、口調が丁寧な男、彼がきっと魔法使いなのだろう、魔法使いになるには学校に行く必要がある為、魔法使いに教養があることは一般常識だ。
僕を取り囲んでいる3人について冷静に分析をする。
1人目は、僕にげんこつを食らわせた口が悪い男、すぐに手がでるあたり、この3人組の中で1番危険そうだ。
2人目は、口調の丁寧な1番若そうな男、村にたまに来る行商人のような口調だったな。教養があるのだろう。
3人目は、ウムしか言っていないから分からないけど歳をとっていそうな男だ。
もしかしたら声を出していないだけでもっといるのかもしれない。
「あれ、起きたはずなんですがまた動かなくなっちゃいました。どうしたんでしょうか」
「んあ?"魂を留めさせる術式"は成功してるはずだぞ?こっちに不備はねえよ」
視力がだんだんと戻り始める、バレないように手足を少しだけ動かそうとするがほんの少しだけ違和感を覚える。まるで病気でしばらくベットで寝ていた時のようだ。
「ピクピク動いてるんですけどね、目覚めてるならまたさっきみたいに返事してくれませんか?」
「精神的ショックが大きかったのか?"PTSD"いや、トラウマの直後になるのは"ASD"か、、、」
数分後、奴らが会話しているタイミングを見計らい、僕は思い切り飛び起きて奴らと距離を取る、ただの農民である僕では、人攫いである彼らには絶対に敵わないだろう、だけど"僕の考える最悪"があっているならば"奴らにとって最悪"の行動はこれだ。
「お前ら僕に何をした!、説明をしろ!、また何かしてみろ、僕は舌を噛みちぎって死ぬ!」
僕は先程まで自分がいた位置を睨みつけながら大きな声で言う、さあ、奴らはこれでどんな顔をするだろうか、しかし、僕が睨みつけた場所には人攫いだと思わしき3人組はおらず、ほんのりと光る3つの玉だけが存在していた。
「ガハハハ、生き返ってからの短い時間、視覚情報もなく、現状を推察し行動に移すか!、精神力、知力に関しては問題なさそうだな」
「魔力に関しても問題無さそうですね、なにも鍛えてない状態でそこらの魔法使いよりありますよ」
「カッカッカ、この状況で行動し闘志を出せるその心意気、気に入ったぞ小僧」
光る塊から声がする。
僕の行動に対して戸惑うような感触は一切なく、3人とも純粋に喜んでいるように見える、まるで動物の状態を測る酪農家のような心持ちだ。この反応に僕の頭の中にあった選択肢が全て潰えた。
僕の頭の中に、逃走の選択肢が浮かぶ、でもどうやって?、村まで逃げれば、、今自分がいるのはどこだ?
僕は慌てて周りを見渡す、見覚えがある地形だ、村のすぐ近くの丘の上、地獄のような夢で自分がたっていた場所、でもおかしい、村がない、村があった場所は焼け焦げた更地と化している。
なんで、なんでなんでなんでなんで、いや落ち着け、ここで思考を止めたら僕はきっと死ぬ。
それでもネガティブな考えは止まらない。
あの夢は現実だったのか?いや、僕はきっとまだ闇魔法の術中にあるんだ。目が覚めたと思ったけどまだ洗脳状態に居るんだ、きっとそうに違いない。村が更地になっているはずがない、みんなが死んだはずがない。
この瞬間僕の頭はパンクした。いや、ただひたすらに現実逃避がしたかったのかもしれない。
「降参!、降参降参降参」
僕は両手を高くあげ、光る魂に向かって降参を告げる、僕はきっともう詰んでいる、これ以上はこの後の待遇を悪くするだけだ、それはきっと得策ではないだろう、ああ僕はこれから奴隷か、力作業はいやだなあ、痛いのもいやだ、ご主人様は若くて美人な人がいいなあ。そんな淡い期待を想像する。
「いいねえ、いいねえ、この世界の奴らは俺の世界の奴らに比べて平均的に頭が悪かったからな、俺の最後の希望が俺に似た合理的マインドもってて嬉しいよ」
口の悪い男はさっきよりももっと興奮しているようだ。何が頭が悪いだ、真っ当に生きてるバカが、人攫いをする様な人間より偉くないわけがあるかってんだ。人を比べるっていうのは真っ当に生きてる前提で成り立っていて、人の道を踏み外した人間より下がいるわけないだろうが。
「小僧!男に生まれてなぜ他人に生殺与奪の権を握られる事を許す、最後まで戦い抜くのが男だろうが!」
お前は黙れ、ウムウムしか言ってなかったくせに突然話し始めやがって、こっちの立場になってから物言えってんだ。
「降参って、僕たちは君を害を与えようなんて思っていないよ、逆に君を救ったし、僕たちを救って欲しくてここに来たのさ、まあちょうどうい、そのまま腰を下ろして話を聞いてくれるかい?」
口調の丁寧な男が言う、僕は半信半疑のまま言う通りにした。地面に腰を下ろし、再び光る塊の方を見ると、こちらから声をかける間もなく再び話し出す。
「まず君は別に魔法で幻を観させられている訳ではない、これは現実だ。いいね?」
子供に諭すように、優しく丁寧に話しかけてくる
僕の考えは筒抜けだったようだ、いや心を読まれたのか?あまりに的確すぎる
「先に言うと闇魔法に心を読む力はないよ、君、目覚めて僕たちから距離を取ったあとずっと唇を深く噛んでいるだろう?精神に対する術には痛みが効果的、これは割と常識的だけど、一度も戦闘経験のない農民が咄嗟にするなんてびっくりだよ」
こっちが彼らのことを推察していたように、彼らも僕を見て推察していた様だ、さすが魔法使い、なかなかに賢いみたいだ。
「君はまだ魔力が見えないから、魔法をかけていない証明は難しいんだけど、まあ、もし仮に僕たちに害意があって君に接していてこの状況を作り出していたならば君はどちらにせよ詰んでいるんだ、賢い君ならどちらにせよ信じるしかないって事がわかるだろう?」
確かにそうだ、今この現状において僕はこいつらの言い分を聞く以外に取れる選択肢はない。
「脅すようになってしまってすまないね。だけどこっちにも折行った事情があるんだよ、まず簡単に現状を説明するね」
そうして口調の丁寧な男は長々と説明を始める。丁寧な口調から発せられる説明は、僕にとってはあまりに残酷なものだった。
「まず、君が見た夢だと思っている出来事、それは現実だ。1年前、超越的存在である雷龍がこの村に襲来し、この村は無くなった。今年発行の地図からは名前も消えているよ」
「そして次に君はその時に死んでいる、そして生き返って今に至るってわけ、理解できた?」
「出来るわけないだろ」
僕はさすがにツッコミを入れてしまった
「うんうん、そうだよね、よーしこっから噛み砕いて説明していこう!、質問があったら遠慮しないでね!」
口調の丁寧な男は僕がこのリアクションをする事がわかっていたようで、嬉しそうに会話を進める、あまりに自然と、半信半疑に説明を聞いていただけの状態を会話の中に入れる手腕は、さすがとしか言いようがなかった。
「まず初めに、龍って知っているかい?」
知っている、この世界に存在する超越的存在、龍の機嫌でなんども国が滅んだり世界が滅んだりしている。そして僕のすべてを壊した存在だ。僕は黙って頷いた。
「そう、人々が決して相見える事は叶わない絶対的存在、超越的存在って称される"存在達の中の1種"だね」
「存在達の中の1種?、他にも色んな種類がいるってことか?」
「うんうん、いい質問をするね」
頭の中に湧いた疑問を率直に伝える、そうすると口調の丁寧な男は、丁寧に答えてくれた。きっとこの質問も彼にとっては想定内なのだろう、明らかに引っかかる言い方をしていた。この男の話術はなかなかに危険だと本能が告げる。
口調の丁寧な男の丁寧な説明によると、龍という存在は、"世界"に、龍脈と言われるこの世に存在する特殊な力の源の使用を許された存在で、人族主観ではなく、世界主観の世界の均衡の為に動く存在達だという。そして僕の村に襲来した龍だけではなく、様々な場所様々な形で複数存在しているのだとか。
「そんな存在がなぜ僕の村に?」
「いいね、それは僕が次にして欲しかった質問だ、これには僕がさっき言った君を生き返らせたって話の答えにも繋がるよ」
相変わらず会話の主導権はこの男の手のひらの上のようで、この男は嬉々として話を続ける。
「龍がこの村に来た理由、それは君さ!、正しくは依代を一度殺害する為、かな」
僕の質問に対してこの男が出した答えはなかなかグロいものだった、だがしかし、あまり驚きはしなかった。自分だけが生き残っているこの状況が、ほんのりその結論を導き出していたからなのかもしれない。
「あまりショックを受けないんだね、ここで1回会話が詰まると思ってたんだけど」
口調の丁寧な男はどこか不満気だ、会話がスムーズに進んだことよりも、自分の想定が外れた方が気になるんだろう。
「依代とは?」
今度は僕から会話を切り出す
「わかっているだろう?君のことさ」
またこの男は丁寧に説明を始める。
依代とは、数十年に一度程度のペースで生まれる存在で、世界に革新をもたらす存在とされている、依代は15歳になると同時に必ず死に至り、龍脈の力で"体だけ蘇り"魂を失った空の体に異界の魂が宿る。
依代は異界の魂に向けて世界が用意する器であり、高い能力を誇る。との事だ。
この話を聞いた時、心が激しい怒りに包まれた。いや、もともと怒りはあった、怒りが零れ出した、が正しい表現なのかもしれない。
なんで、なんでなんだ、俺は死ぬ為に、他の者の為に生まれてきた存在だったのか?なんで村の人達は巻き込まれた。俺だけでよかったじゃないか。なんで、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで、涙があふれる、強く握りこぶしからは血が滴り落ちる。
「依代という理解し難い存在は、君にとって想定外だったみたいだね、君は僕と同種だ、誰よりも考える、想定内の事には一切動じず、想定外を嫌う、だけどもまだ話は終わっていないよ、1度その怒りに蓋をしてくれないかい?」口調の丁寧な男はさも当然かのように僕に告げる
「僕の立場になってからいいやがれってんだ!、お前にはこの気持ちわからないだろうが!、くそ、何が龍だ、何が依代だ、全部全部僕のせいかよ、僕はなんなんだよ!」そんな態度の男により一層怒りが湧いたのか、口調を崩し、口調の丁寧な男に僕は怒りをぶつけた
「わかるさ!わかるとも!僕だって自分の国を龍に滅ぼされたんだ。わからなくてたまるか、龍に復讐する為だけに何十年も、何百年も魂のまま漂っていたんだ!」
この口調の丁寧な男から発せられた言葉は意外なものだった、そして彼の言葉から初めて強い感情を感じた。自分と同等、もしくはそれ以上の怒りをみて、僕は一気に冷静さを取り戻す。
また、口調の丁寧な男もすぐに冷静さを取り戻したようで、逸れた会話を戻そうとする。
「さあ会話を一旦戻そうか、今僕たち4人がここに居る理由だ、まず君だね、君はあの晩、龍の襲撃にあって死んだ、死んですぐに魂は天に登り始め、龍脈による体の修復が始まった。世界の思惑通りなら、そこに異界の魂が入って完成だったんだろう、だけど世界の思い通りにはならなかった、何故なら僕たち3人がその場に居たからさ、天に昇る君の魂を掴み、もう一度体に入れて蓋をした。これが今、君が君のままでここに居る理由さ」
この話が本当ならば僕は彼らに救われたという事になる、感謝の念を覚えると同時に、そのまま殺して欲しかったという恨みも湧き出る。
「そして最後に僕たちの事を話させてもらう、僕たちは君と同じく龍に、世界の不条理に殺された存在だよ、君みたいに生き返ってはいないけどね」
この説明と共に今まで黙っていた他の2人も混ざり彼らの自己紹介が始まった。彼らは全員死んでいて、死んだ時に名前を失ったのだと言う、その為お互いに、特徴から名前を取って呼びあっているのだとか。
まず今まで説明をしてくれていた口調の丁寧な男"プリンス"
彼は龍に滅ぼされた国の元王子らしい、勝手に魔法使いだと決めつけていたが、魔法はからっきしで、錬金術に精通しているのだとか
次に僕にげんこつを食らわせた口の悪い男"マジック"マジックは彼の故郷の言葉で魔法という意味らしい、その名の通り意外にも彼は魔法使いなのだという、そして彼は、依代に憑依した異界の魂だというのも衝撃的だった。
最後に自己紹介をしたのは1番口数の少ない男"ソード"彼は生前、剣を極めていたらしい、この3人の中では圧倒的に年長で、長らく龍への恨みだけを持って独りで魂として彷徨っていた為、生前の記憶がかなり欠落しているといっていた。
自己紹介を終える頃には、彼らが人攫いなのではという疑問は綺麗さっぱり消えていた。それどころか全員が龍に恨みを持っている所など、彼らに好感すら持ち始めていた。
「君さ、自分の名前を思い出せるかい?」
プリンスの言葉を聞いて僕はハッなって自分の名前を思い出そうとするが思い出すことは出来なかった。
黙って首を横に振る
「それは想定外だ、体の有る無しは関係なく、一度死ぬ事が名前の消失の鍵みたいだね...だとしたら...」
やはり錬金術師は学者気質なのだろう、その後もずっとブツブツ言っているが、僕にはさっぱりわからない。
「なら俺が名前をつけてやるよ、プリンスもソードも俺が付けたんだぜ?俺の故郷の言葉をつかってな」
マジックの言葉に正直不安を隠せなかったけれども受け入れることにする、自分を称する名前が無いというのはなかなかに不快な感じがするからだ。
マジックは数秒考えるような間を開けてすぐにまた話し始める。
「よし決めた、お前の名前は"ジーク"、俺の故郷で知られる英雄の名前から取ってやったぜ」
ジーク、ジークか意外にもしっくりくる、それに英雄の名前から付けられたっていうのも悪い気はしない。
「いい名前だ、気に入った、これから僕はジークと名乗ることにするよ」思いのほか馴染むこの名前に、純粋に感謝を伝える。
「そりゃあよかったよジーク」
マジックは思いのほか嬉しそうにしている、そんなマジックを見て、僕は覚悟を決めて話し始める。
「君たちは、僕を救ってくれた、まずは感謝させてくれ」僕は彼らに向かって数秒間深く頭を下げた。
そして落ち着いて本題に入る。
「さっきプリンスは説明中に僕に頼みがあると言っていた、君たちは何が望みなんだ?」
「ハハハッ、やっぱり君は話が早くていいね、だけどこれは強制じゃないんだ、君は君の人生を歩むといい、だけど、もし、もしだ、今から言う僕たちの目的、存在理由を聞いて、その後に君と僕たちの思考が一致するならばこれからの行動を共にしたいと思っている」
「おいそんなこと言っていいのかよ、俺ら何年魂のまま漂ったと思ってんだ?、この機会を逃したら次があるかわかんねーぜ?」
「カッカッカ、若いのう、まだ出会ってから短いが、こやつの目を見ればこやつがどんな返答をするかなんぞ簡単に分かるじゃろうて」
そして彼らは顔を見合わせるような動作をして、間を開け、力の籠った声で同時に言った。
「「「僕(俺)(ワシ)たちは、龍を討つ」」」
こうして物語は動き始めます。
1話5000字程度にしようと思っていたのですが少しオーバーしました。以後気を付けます。




