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死神の助言  作者: にー
2/4

死神の指示

「ねぇ、私のこと殺しに来たって言ってたよね。鎌とかで殺されるの?」

(れい)は半ば諦めていた。

どうせ殺されるなら、死因を知りたい。とまで思っていた。

「んにゃ違う。あんたの死因は過労死。上にそう決められてる。」

麗はニヤッとしていった。

「ほぼニートの私には無理なんじゃない?残念だったわね。」

麗は自分で行って不甲斐なくなり、顔をクッションに埋めた。

「なんいいよっとね。おいが育てるかい、安心しない。」

  育てられる?私が?死神に?


「よし、まずはなんであんたが売れんか調べんとねぇ。」

そう言うと、どこからか取り出したパソコンで調べ始めた。

「漣麗…っと。なん?こん歌全然知らん。」

再生回数が1つ増えて、嬉しくなったのもつかの間、麗はイラッとした。

「確かにマイナーな歌だけど、いい曲なの!」

「原曲の再生回数も少ないがね。いい曲?おんなじ言葉繰り返しちょるだけじゃがね。」

「そんなこと…あるけど!一つ一つ違う意味があるの!」

「あーもう!こげな言い合いしちょっても埒が明かん。有名な曲歌え!ほら、これとか。」


それからというもの死神はあれを歌え、これを歌え、あれをしろ、これをしろと言うようになった。

そして、何も考えずに従えと言われた麗は文句を言いながらも従った。

これからどうなっていくのか。



暗闇に笑い声が響く。

「ヒヒヒヒヒ!ねぇ知ってる?あの出来損ない、仕事を貰ったんですって」

暗闇に男の笑い声が響く。

「ヒヒヒヒヒ!知ってるぜ!でも、また失敗するに決まってる!」

暗闇に女の笑い声が響く。

「ヒヒヒヒヒ!今回失敗したらクビでしょう?愉快だわ!」

暗闇に笑い声が響く。

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