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「少し出てくる」
見るも貧相なクローゼットから外出用コートを羽織ってスニーカーを突っ掛けながら電話に出る。
「あっ……また私を置いてくのね。そうなのね。そうよね、私なんて桜真君にとって二の次の存在でしかないよね。いいの、分かってる。それでも私は桜真君が好きだから良いの……はぁ、桜真君」
さっきまで桜真が寝ていた所は体温を感じられる。
桜真が使っていた枕を胸元に抱き、起き上がった。
「……仕方ない、ガッコ行くか」
「少し出てくる」
見るも貧相なクローゼットから外出用コートを羽織ってスニーカーを突っ掛けながら電話に出る。
「あっ……また私を置いてくのね。そうなのね。そうよね、私なんて桜真君にとって二の次の存在でしかないよね。いいの、分かってる。それでも私は桜真君が好きだから良いの……はぁ、桜真君」
さっきまで桜真が寝ていた所は体温を感じられる。
桜真が使っていた枕を胸元に抱き、起き上がった。
「……仕方ない、ガッコ行くか」
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