母校の七不思議の思い出
多分、怖いことはありませんが、一応怪談が苦手な方はブラバしてください。
残酷な描写はありません。
あと、女子の部活に関するエピソードを書いていますが、ばかにするつもりはなく、単純に驚愕したというだけです。
強豪の部活はすげーなーと。
誤字報告ありがとうございましたm(_ _)m
私は千葉県産まれで、生後すぐに長野県に来て、その後は長野で育ち、暮らしているんですが、七不思議なんて言葉を見て、ふと母校の公立高校のことを思い出したので書いていきます。
私の母校は北信に位置する市の元は女子校だった共学の普通校で、私の代ではじめて男女の数が逆転したんです。
取り立てて特別なところはあまりない、しいて言うと、公立普通校には珍しく、女子スポーツのひとつの部活だけは強豪で全国常連だったくらいで。
あとは何処にでもあるそこそこバカな進学校でしたが、地元では有名な心霊スポットだったりしたんです。
心霊スポットなんで何処の学校にもある七不思議なんかも当然あって、というか、ちゃんと調べると7つ以上あるらしいんですが、さすがに調べることはしなかったので何個あるかは知りません(笑)
先生が授業中に教えてくれたのしか知らないんですが、あまり覚えてないんですが、その当時の感想は「やたらストーリーが作り込まれてるな」でした。
場所は正門前の噴水からはじまり、その横の灯籠、体育館、図書館、階段の踊り場、トイレ(複数)、三階廊下の窓、◯年◯組の教室(空き教室ではない)など、まー多岐に渡っており、すげーなーと。
一応、覚えているのを紹介。
階段の踊り場
階段の踊り場には明かり取りの大きな窓があるんですが、一ヵ所だけ、嵌め込みの小さな窓が上にあるだけの所があり、そこが問題の七不思議(7つ以上)のひとつなんです。
長らく学校に在籍する教師の話ではそこには昔は他と同じ窓があったそうで、ただ、何度閉めても窓が勝手に空くために嵌め込みの小さな窓にしたと。
そのあと、上に小さな窓があるだけで、大きなスペースが無駄になると、掲示板を付けたそうなんですが、その掲示板が落ちる落ちるで撤去、その後はポスターなどの掲示物も貼れば落ちるの繰り返しで、その壁には掲示物を貼るのが暗黙のルールで禁止されているそうで、確かに、その壁だけは何も貼られないんですよ。文化祭でも生徒会選挙でも。
三階廊下の窓
ちょっと被るんですが、三階廊下に何故か勝手に開く窓があり、結果としてその窓だけ開かないように細工されて物理的に開かなくなっている。
三階教師棟のトイレ
元は女子校だったために、男子トイレが後付けで、今は改善させたようですが図書館のトイレは在学当時は男女共用でした。
そんなトイレの中で、各準備室が並ぶ教員棟の三階のトイレ、学生は教員に用があるか、何故かその一番奥に設置されたコンピューター学習用の教室(パソコン部部室兼任)に行くときしか使わないだろうそのトイレ。
女子側らしいので確かめることは出来ませんし、する気もなかったですが、仲のよい後輩いわく、本当だという。そのトイレだけの間取りの違いがあるそうで、なんのことはない、洗面台が個室と並列になっている中で、唯一対角に位置して設置されていて、洗面台の鏡から個室が見えるってだけなんですが。
まあ、夕方過ぎにトイレで鏡を覗くと開いてた筈の個室の戸が閉まっていて、自分以外利用してないはずなのに、鏡を覗いているとすこしづつ開いていくんだとか。
噴水
正門前か中庭か忘れましたが、まあ良くある声がする的なやつ
体育館
まあ良くあるボールつく音がする的なやつと、他にもあったはず
灯籠
もう驚かないね、勝手にパターン第三段、勝手に上が落ちてしまう。
あとは階段増えるなんかのテンプレートなのもありましたが、それぞれにやたら細かいエピソードがくっついてて、これ先生作ってねーかと思ったもんですが、上手いのが上記の踊り場の壁のように事実が混ざってるとこですかね。
あと、母校は川と用水路に四方を綺麗に囲まれていて、風水的に鬼門にあるため、躍り出た鬼が水路に封じられて溜まる、最低な立地なんだとか(笑)
これもそれっぽくて笑いましたね。
因みに七不思議のひとつの◯年◯組では文化祭でお化け屋敷をやるのが慣例で、(私もそのクラスでしたから、生徒会員として、一応お化け屋敷を提案しましたが、パリピ勢のめんどくさいで却下され、長い風習に穴をあけてます)なんとお化け屋敷をやる教室と生徒、担任の先生は、文化祭前に教室で神主を呼んでお祓いして貰うのも慣例なんです。
先生方の間では
「先生、今日は◯年◯組の教室、夕方から立ち入り禁止です」
「えっ、なんで」
「お祓いなんで」
「あー、なるほど」
なんて、とちくるった会話が当たり前らしく。因みに私はたまたま横を通って開いていた扉からお祓いされる教師と生徒を見てしまったことがあります。
あれ、ホントだったんだ、と七不思議以上の恐怖を感じたことを記憶しています。
何故、母校が心霊スポット扱いなのかは、よくわかりませんし、未だにお祓いが続いているのかは卒業から20年もたった今では不明ですが、最後に一番怖かったはなしを。
強豪だった女子◯◯部の顧問は教え方がうまく、人気もあった国語教師だったんですが、三年生のとき、図書館司書の補佐役を兼ねるようになり、三階の国語準備室から図書館司書室に移動してきました。
私は一年図書委員、二年クラス委員長、三年図書委員だったので、朝から図書館にいたりしたんですね。
で早朝図書館にいると司書室の前に女子◯◯部員の行列、上の学年から一人ずつ入っては
「おはようございます、◯◯先生っ!」
って、やっているんです。
聞くところによれば三階の国語準備室にいたときは、そこまで挨拶に行っていたそうで。
うちの学校、元は女子校でも私服校で、女子だけ、名残で指定のセーラー服があるけど、着てるのはギャルくらい。で女子◯◯部は普段はずっと指定ジャージ、で式のときは指定セーラー服なんです。
廊下を歩くときは先頭が部長で三角形に隊列を組み、まるで白い巨塔みたいに、院長先生、総回診ですっ!みたいに歩いてるんで、私たちは自然と端に避けてました。
◯◯軍団なんて言われてましたが、顧問の先生自体は優しくて教え上手で話も上手い(七不思議の話もこの先生がしてくれました)ので、周りも面白がってはいても嫌ってる人はいなかったですね。
流石、強豪部は違うなって。
思い返すと、一番不思議なのは◯◯先生って話ですね(笑)
では( ´・ω・)シ
恐らく、出身が同じ方や地域の方はわかると思いますから、情報や思い出などありましたら教えてください。
それ以外のコメントもお待ちしてます。