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最強剣士の異世界転生  作者: 天笠愛雅
プロローグ
1/26

0話

この度は私の小説をご覧いただきありがとうございます。初投稿でまだ探り探りですが、暇つぶしに見ていってください。

「ここは...どこだ?」


重い瞼を開けると、そこは見覚えのない部屋のベッドの上だった。起き上がろうとするとズキンと頭が痛んだ。


「やっとお目覚めになられましたか」

知らない女が声を掛けてきた。


「私はビーンズ。ここのシスターをしています。こっちは私の娘のユナです」


ビーンズさんの後ろに隠れている十歳くらいに見える銀髪の女の子、ユナは、俺を不思議そうな目で見ている。

周りを見渡すと、ランプや暖炉などがある。そして本棚には見たことの無い言葉が背に書かれた本が並んでいる。


「一体ここは?」


「ここは聖スケリミトリ教会です。あなたが森で倒れていたところをユナが見つけて村の者によって運ばれてきたのです」


俺は倒れたのか?何が何だかさっぱりわからない。今まで別のどこかにいた。それは覚えている。しかし、自分の名前すら思い出せない。


「すみません、ここはどこですか?」

俺はビーンズさんに尋ねた。


「だから教会だよ、さっき言ったじゃん」

とユナが馬鹿にするように言う。


「記憶が欠落しているのかしら。少し1人で考えてみるといいでしょう。これは着替えです。また来ます」


着替えを机に置きビーンズさんとユナは部屋を出ていった。


俺はベッドから降り、窓の外を見た。二十軒ほどの家と人が数人いるだけの小さな村だ。こんな場所の記憶はない。俺が知っている世界はもっと栄えていたはずだ。そのくらいの記憶はある。まるで異世界だな、いや、本当に異世界なのではないか?

そうだ、自分の名前は?

何と名乗れば良いだろうか。

そうだなぁ、「リオン」とかかっこいいよな、それで行こう。

なぜか自分を「リオン」と自身を名付けた。


なんとなく本でも見てみようと思ったその時、部屋の外からビーンズさんとユナの悲鳴と男の怒号が聞こえた。


部屋の外は廊下といくつかの部屋があった。声がした方、廊下をまっすぐ走り右に曲がると、腕から血を流したビーンズさんが出血する腕を抑え、壁にもたれていた。

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