mirikoworld外伝 〜初代救世主ミーアノーアの異世界英雄譚〜

それは、約一千年前、mirikoworldがパラダイスワールドと呼ばれていた頃の話。

聖なる街パリークに住む女性ミーアノーアは、その戦闘力の高さと行動力で、パリークはもとよりパラダイスワールドほぼ全域に名を広める戦士だった。ある日、夢のお告げにより、闇が聖地に迫っていることを知った彼女は、パラダイスワールドの南西部にある牙龍の谷という場所を目指す事にする。

そこには、聖なる龍という龍が住んでおり、その龍なら闇を撃退する方法を知っていると考えたのだ。

しかし、その谷の行き方はほとんど知られておらず、しかも魔物が徘徊する恐ろしい谷。ミーアノーアの騎士スゥイは最初反対したが、彼女の決意を聞き、最後には許す。
そして、たった一人旅立つミーアノーア。
紆余曲折の末、牙龍の谷にたどり着き、ようやく聖なる龍に会えた。
龍は語る。

もうすぐ、闇の中から魔の神、ダークキングが生まれると。そして、彼を倒す力をミーアノーアに与えると。

ミーアノーアは、聖なる龍から救世主として闇を倒す使命を与えられ、更に、聖なる龍の涙の雫で造られた聖剣、聖麗剣をもらう。
そうして、ミーアノーアがパリークに帰って来た時、ダークキングも生まれる。

パラダイスワールドで、闇と光が出会った。

愛する人、そして大切な物を守る為に戦い続けるミーアノーア。聖なる龍の息子、ドラミールの力も借り、奮闘するが、その先には、悲劇が待っていた。

mirikoworldの外伝。ミーアノーアを主人公にした話です。楽しんで読んでみて下さい。