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枕の下に 希望の上に(8)

気泡枕

その日に落とし込まれた

君の目は

試験管の中を踊る

有耶無耶飛翔体

柔らかく収まりながら

時々

激しく散り飛ぶ




僕は帽子を深く被り

光を横目に

距離を置いて離れて

未確認生物

ゆっくりと

不在を主張しながら

時々

物悲しく振り返る




一番静かな場所で

華やかさを眺めながら

静と動を感じる

深く深く潜りながら

息を止めて思考する

酸素が消えたら

馬鹿になれるかもしれない

太古の音が

薄く伸ばされるみたいに




昨日を忘れた水は

何処に居るのか分からない

混濁水溶液

流れるまま流れるが

一度も

流れたいとは思わない




時間は服を着替えさせ

今日を知り

パンにジャムを塗って

酩酊朝食会

世迷言と喋りながら

一度も

向かい合わないんだ




一番静かな場所で

健やかさを実感出来たら

静と動を求める

深く深く潜りながら

息を吐いて音を出す

空気が消えたら

馬鹿な音は聞こえない

宇宙空間に

諸行無常があるみたいに



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