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第1話

ひとまず今の状況を整理することにした。



私、宇佐美 渚は昨日確かに自分の部屋のベッドで眠りについたが…朝起きたらこんな森の中に


まずここはどこなのか。日本なのか…海外なのか

…恐らく日本ではないのだろう。



周りの木や花はこの目でも、本や図鑑でも見たことのないような美しいものばかり


これだけ美しい森があるならとっくに有名な観光地となっていて観光客がいるはずなのだ。



しかし辺りに人の気配は全くしない




こんな時に携帯があれば自分の居場所を調べるなり電話で助けを呼ぶなりできるのだが…それは無い物ねだりというものだ



といっても目の前のぬいぐるみ一つで何かできるわけでもない。大人しく誰か来るのを待とう




そう考えていた私に誰かが話しかけてきた



「マスター。いくら待っても人は来ないよ?」



少し高めの澄んだ声が私の耳に入ってくる



しかしいくら辺りを見渡せど人影はない



「もしかして僕を探してる?僕はマスターの目の前にいるよ!」



目の前…と言われても私の目の前にはぬいぐるみしかない


茶色の毛の可愛い顔をした、クマのぬいぐるみしか





「もしかして…ずっと喋ってんのあんた?」



私は半信半疑でそのぬいぐるみに問いかけた


すると返事はちゃんと返ってきた



「そうそう!初めましてマスター!」



もう一つ疑問が増えた。目の前にいる喋るぬいぐるみ。


喋るだけで動かないしなんなのこいつ


…まあなんか知ってるっぽいし、情報くらい聞き出せるかな



「取り敢えず。あんた名前は?ここはどこ?人が来ないってどういうこと?」



私は気になっている質問を3つ聞いた


「一気に3つも質問しないで下さいよマスター…僕の名前はリリーと申します!これからマスターのサポートをさせていただきます!

ここはこの世界の最南端にある秘境の森です!

人が来ないのはここがさっき言った通り秘境の森だからです」



この通りに返されてしまった


まずマスターってなに!?サポート!?

ここどこって聞いたけどこの世界っていう不吉なワードが聞こえてきたのは気のせい!?



「もしかしてマスター、混乱してらっしゃいますか?」



当たり前だよ!?混乱しない方がすごいからね?



「いや…あの、なんで私ここにいんの?家帰りたいんだけど」


とにかく家に帰りたい一心で言ってみた

すると…



「ああ!詳しい事情をお話ししていませんでしたねマスター!すみません、僕としたことが…」








そういってきたリリーから聞かされたのは私の現実を、大きく覆すものだった…




ちょっと区切り悪いですがここで切ります。

この世界のことなどの詳しいことは明日の更新で書きたいと思います。

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