表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
公爵令嬢は、元魔王です?  作者: ゆー
本編 7

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/597

降臨 21

「ふぅ、ふぅ…なんて凶暴な女だ…」


「あ?何か言いましたか?」


「いえ、何も……」


「…(はた)から見るとなんとも奇妙な光景だよな」



痛がったり怒ったり怯えたり。

それを全部同じ顔でするものだからどうしても不思議な感じがする。



「あ、そうだ!レオンに聞きたいことがあったのだった!」


「聞きたいこと?」


「そうだ!妾がいなくなってから他の魔族たちはどうなった?妾の生まれ変わりはその辺興味ないのか、ちっとも知らんのでな!」


「だって、実際興味ありませんし…」


「普通、自分の前世に関わることなら気になるものだ!…って、それはこの際もうよい!こうして自分で確かめられるからな!ということで、どうなんだ?」



真剣な表情の魔王。


これはよほど気になるらしい。



「魔族のこと?何故そんなに気にするんだ?」


「何故?そんなもの、勇者が約束したからに決まっておろう。そのために妾は犠牲になったのだぞ?こうして今ははっきり意識があることだし、知りたくなるのも当然であろう」


「…勇者様が?なんて?」


「ん?妾が犠牲になる代わりに魔族たちを守ってくれると勇者が約束してくれたのだ。まあ、さすがに知性がなく、凶暴なものは会話ができぬから仕方ないが……それ以外は守ってくれるとな」


「…え、そんな、まさか……俺が知っている歴史と違う……」



あれ?なんだかレオン殿下の顔色が悪い。


最後もボソボソと言っていてなんて言ってるか聞き取れなかったし。


一体どうしたのだろう?



「で、で、結局のところどうなんだ?」



魔王は気づいていないのか、レオン殿下のことはお構いなしに詰め寄る。



「あー、えーっと……あ!そういえばお腹空かないか?安心したらお腹減ってきたなー」



…………なんか、露骨に話題を変えようとしている。


それにしても、レオン殿下は演技がへ……あまり得意ではないらしい。


さすがにこれは魔王も気づくはず……



「お腹?ああ、確かに空いたと言えば空いたな。今の時代は何が美味しいのだ?」



……どうやら魔王は馬鹿だったらしい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ