人類 VS 不死者 7
____タタタタダダダダッ!
バンッ!
「か、会議中失礼します!緊急事態です!」
外から激しい足音が聞こえたかと思うと、会議室の扉が勢いよく開く。
そこには、ものすごく焦った表情で息を切らした兵士がいた。
「どうした!?会議中だぞ!」
「申し訳ありません…!緊急事態につき失礼を承知で報告させて頂きたく…っ!」
俺の厳しい口調にも怯まず、敬礼しながら真っ直ぐ俺の方を見てくる。
その目からは、これだけは絶対報告しなければ…!という強い意志が伝わってきた。
これは……余程のことが起きたに違いない…っ!
「…分かった。報告を聞かせてくれ…!」
「っ!ありがとうございます!」
俺が報告を促す言葉を口にすると、兵士は険しい表情から安堵の表情へ変わると、報告を始めた。
「報告します!軍事基地の目の前の地面から不死者が出現!現在は動ける者で何とか基地に侵入しないように食い止めていますが、その間も地面から不死者が何匹も出現しており、いつ突破されるか分かりません!」
「な……なにぃっ!!?」
軍事基地の目の前に不死者が出現しただと!?
ここには前線で傷ついた兵士たちや非戦闘員が大量にいる…!
軍事基地の壁を突破されたら大惨事になるぞ…!
「会議は中止だ!今すぐ現場に行くぞ!」
「「しょ、承知しました!」」
俺の言葉に側近や幹部たちは揃って返事をする。
「他にも動ける者がいたら現場に集めてくれ!俺たちは先に現場に行く!」
「承知しました!」
報告しに来てくれた兵士にそう指示すると、俺たちは急いで現場に向かった。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
「__くっ!これは…っ!」
現場に到着すると、そこは酷い有様だった。
不死者が基地に向かってなだれ込んでくるのでそれを兵士たちが防いでいるのだが、数が圧倒的に違う。
こちらは十数人しかいないのに、相手は五十以上はいる。
兵士たちは周りを取り囲まれ、一方的に攻撃されるという正に地獄絵図だった。
「今すぐ助けるぞ!まずは取り囲んでいる不死者たちを引き剥がす!不死者の手足を狙って動きを封じるんだ!」
「「はっ!承知しました!」」
俺の号令に合わせて、幹部たちは一斉に行動を開始する。
すでに戦ってくれている兵士たちのもとへそれぞれ向かっていき、群がっている不死者の手足を攻撃。
それによって一時的に不死者の動きが鈍くなるので、その間に兵士たちを救出する作戦だ。
幹部たちの攻撃が始まり、不死者の意識が取り囲んでいた兵士たちから幹部の方へと移り変わる。
「不死者は多少のダメージならすぐに再生してしまう!手足を吹き飛ばすつもりでやるんだ!」
「「はっ!」」
ちょっとした傷ならすぐに再生してしまう。
手足が無くなるほどの威力がないと、動きを止めることも出来ないだろう。
幹部たちはお互いに協力し、不死者の隙をついて一匹一匹に大技を当てて手足を吹き飛ばしていく。




