表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
公爵令嬢は、元魔王です?  作者: ゆー
本編 28

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

522/547

私が___ですか?何かの間違いでは? 2

「いやいやいや、ちょっと待ってください。おかしいですよね?ただの人間が三千歳だなんて…」


「ただの人間ではありません。私は星の神の眷属である時空の聖女です。もちろん、星の神の権能である時空を操る魔法を一部使えますので、その力で私の身体の時間を止めているのです」


「時空の聖女…?時間を止める…?」


「はい。私は唯一、三聖女の中で()()()()()()()()()()()()()()()()()なのです」


「……そんな馬鹿な」



時間を止める?身体の?


初めて神たちが聖女を作ったときがいつか分からないが、それが途方もないほど過去のことだということは分かる。


そのときから一度も世代交代したことないというなら、三千歳どころの話ではない。


こんなの、超年増じゃなくて老婆(ろうば)じゃないか。


見た目はすごく若いけど。



それに目の前にいる美少女が時空の聖女なら、今この場には創造の聖女であるイーリス、(ことわり)の聖女であるスターシ、時空の聖女であるルミナスの三人が揃っているということになる。



「別に不思議なことではありませんよ。例えば、そこにいるスターシは三代目の(ことわり)の聖女です。理の魔法には老化を止める魔法がありますので、それで老化を抑えているんです」



そう言って、ルミナスはスターシに手を差し向けると、スターシは(うやうや)しく礼をする。



三代目なら今いくつなのだろう?


少なくとも、過去のルナが天界から地上に落ちてきたときから(ことわり)の聖女であると思うが……



「ちなみに、創造の聖女には老化を抑える魔法はありませんので、順当に世代交代をしていると思いますよ。今が何千代目かは分かりませんけど」


「そ、そうですか…」



何千代目って……

それだけでとんでもない時間だということは何となく分かる。


ただ、数字の規模が大きすぎて実感がわかないが。



「……なるほど、確かにおかしいですね。老化を抑える魔法はステラ様自身が神託で教えてくれたことなのですが…自身が下された神託を覚えていないことといい、やはりスターシの言う通り記憶がないのでは…?」



私の反応を見て、何やら考え込むように呟くルミナス。


その内容は声が小さくてよく聞き取れない。



(…なんか頭の中がこんがらがってきました……)



新しいことの連続で情報が整理しきれなくなってきた。



(……なんで私がこんなことで悩まなければいけないんですか?だいたい私はこういう考える系は好きではないんですけど)



考えるのが苦手な訳では無いが、かと言って好きな訳ではない。


むしろ嫌いな方で、話し合いとかするくらいなら殴って終わらせるほうが好みなくらいだ。

そのために物理を極めたと言ってもいい。


それに、今の話はルミナスとやらが勝手に言っているだけではないか?

私には星の神とやらの記憶も自覚もないし、関係ない。

そうだ、間違いない。



私の考えは決まった。



「…もういいです。貴方が言いたいことは分かりました。ですが、それと私は関係ないことです」


「な、何故ですか!?時空の聖女とはいわば星の神の眷属。つまり、ステラ様の下僕と言っても過言ではありませんのに…!」


「そういうのいいですから。だって私にその記憶はありませんし?そんな話しされても自覚もありませんから、貴方の期待には応えられません」


「そ、そんなぁ……」



私の言葉に、ルミナスはショックを受けたようにヘナヘナと力無くその場に座り込む。


心なしか目が潤んでいるようにも見える。



(な、なんですかこれ……まるで私がイジメているかのようではないですか…)



その光景が、ルミナスを私がイジメているように見えて無駄に罪悪感が刺激される。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ