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公爵令嬢は、元魔王です?  作者: ゆー
本編 27

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三聖女、一堂に会する 19

「痛いですよ。そんなに強く抱きつかないでください。で、貴方は誰なんです?」



強く抱きしめるコケに不快感をあらわにし、引き剥がそうとするメアリー様。


そして、ポツリとそんなことを言い出す。



「え……ええっ!?コケのこと忘れちゃったの!?」


「……コケ?」



コケがショックを受けたとばかりに自身の存在をアピールするが、肝心のメアリー様自身に何の心当たりもないのか、首を傾げている。



(……あ、そうか!確かコケはメアリー様の前で変身したことないって言ってたっけ!)



メアリー様の中では、コケはあのコカトリスに擬態していたときの姿しか記憶にないのだろう。


美少女としてのコケには違和感しかないはずだ。



「……え?気づいていた?確かにコケとの繋がりをこの美少女に感じますが…は?この美少女があのアホ鳥…?」



と思ったら、急に一人で会話し始めるメアリー様。


これはたぶん、内側からルナに何か教えてもらっているのだろう。


過去にもときおり、こうやって一人で何か呟いていたことが何度かあったし。


それで、その後は決まって何かを理解したような顔をしていた。



そして、今目の前でメアリー様に抱きついている美少女があのコケであることを教わっているに違いない。


それとこれはどうでもいいことだが、メアリー様もアタシたちと同じで、コケのことをアホ鳥と呼んでいるようだ。



「えっと……貴方あのコケなんですか?」


「うん!そうだよ!」


「でも、貴方コカトリスじゃありませんでしたか?どう見ても人間にしか見えませんが…」


「コケは変身出来るんたよ!ほら!見てみて!」



その瞬間、コケは抱きついていたメアリー様から勢いよく離れると、全身が光り輝く。


そして光が収まると、そこにはあの虹色の羽をしたコカトリスが立っていた。



「え、本当にあの美少女がコケなのですか?」


「コケーッ!コココ!コケーココッ!」


「いや、コケコケ言われても分かりませんから」


「コケー!」



ボフンッ!



「これで分かったー?って言ったんだよ!」


「あ、そうだったんですね」



コカトリスの姿に変身したかと思ったら、すぐに元に戻るコケ。



「どうー?これで信じてもらえたー?」


「え?あ、まあ……目の前で見せられましたし、そうなんでしょうね。まあ、これで意思疎通が簡単に出来るようになった訳ですし、なんでもいいです」


「うん!良かったー!」



コケが自信満々に胸を張って主張してくるので、メアリー様は少し悩む素振りを見せるが、すぐに興味を無くしたのか素っ気なくなる。


それでも信じてもらえたので別にいいのか、コケは笑顔で喜んでいた。

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