密着! コケの華麗なる一日
コケーッ!
コッコッコッ!
コケコケーコケー!
コッ!コケ?コケーコッコケー?
コケー!コケッ!
コッコココココ?ココケー?
コケッ!コケーコーコケーッ!
…………コ?コケコケコッコッコッコッ…コケーココ?
……………………コケーッ!
ボフンッ!
「__失礼すぎ!コケの言葉が分からないなんて!」
コケコケばっかり言っていたコカトリスが急に爆発したかと思うと、中からロリっ子ツインテール美少女がぷりぷりと怒りながら出てきた。
「コケが一生懸命自己紹介してるのに分からないは失礼でしょ!」
いや、基本的にコケコケしか言ってなかったじゃないか。
分かるわけ無いだろ。
「あー!そんなこと言うんだ!そういうアンタたちだってギャーギャーしか言わないくせに!しかもちゃんとコケはアンタたちの言葉を理解できるんだからコケの言葉もちゃんと理解してくれないとズルい!」
そんなこと言われても……
「いいから!次からはちゃんと勉強してきてよね!」
……なら、後学のためにもさっきなんて言ってたか教えて。
「さっき?さっきって自己紹介のやつ?仕方ないなぁ…一回だけだから耳をかっぽじってよーく聞くよーに!」
コケーッ!
(ごきげんようっ!)
コッコッコッ!
(コケの名前はコケ!)
コケコケーコケー!
(コケはご主人様に出会うことが出来た世界一幸せな魔物だよ!)
コッ!コケ?コケーコッコケー?
(あ!気づいた?コケの名前素敵でしょー?)
コケー!コケッ!
(ご主人様につけてもらったんだー!いいでしょっ!)
コッコココココココケーココ?ココケー?
(あ、今回はご主人様が言うから仕方なく引き受けたんだからね?分かった?)
コケッ!コケーコーコケーッ!
(よし!それじゃあ今日は特別にコケがいつも何してるか教えてあげる!)
…………コ?コケコケコッコッコッコッ…コケーココ?
(…………え?コケコケばっかりでなんて言ってるか…分かんない?)
……………………コケーッ!
(………………………なによそれーっ!)
「__どう?少しは分かった?」
…………分かんない。
「もぅーっ!なによそれーっ!」




