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秘密の大作戦、開始! 8

あれから私もヴィサス様たちと合流し、何事もなかったと説明した。


ヴィサス様とスィー様は私の話を聞いてホッと息をついた。



やっぱり不安だったのかな?

もしものときはぶっ飛ばすから心配しなくていいのに。



「さて、そろそろ行くとするか。残っているのは俺たちだけみたいだからな」



レオン殿下が、お2人を引き連れてこちらに来られました。


周りを見てみると、ほとんどの人たちはすでにいなくなっていた。



「というか、私たちはこれからどこに行くんです?」


「なんだ?そんなの、目の前にあるじゃないか」



シルトの野郎が指差す。


そこには、広大な森が広がっていた。



あー、そうでした。

この広い森の中で魔物を狩るって話でしたね。



確か実習の内容は、決められた時間内にそれぞれ組んだ人たちで森の中に入り、そこで出てくる魔物を狩って、角やらなんやらを回収して帰ってくるというもの。


学生である私たちに合わせて、危険度が高い魔物は予め狩り尽くした場所を選んでいるらしい。


ちなみに、ここに来る際は学園内にある特別な魔法陣を使う。


設置するには古代の失われた技術が必要とかで、これはたまたま遺されていた魔法陣を復元して使ってるものらしい。



「あー、はい、そうでしたね。それでは皆さん参りましょうか」



ただ、シルトの野郎に指摘されると無性に腹立つ。

もう話しかけないでもらいたい。




ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・




「そりゃ!ほいさ!」


「ウィンドカッター!」


「ウォーターシェル!」



狩りはすごく順調に進んでいる。


森の中を進んでいると、豚に角が生えたような魔物が現れた。


名前はホルンピッグ。


腰くらいまでの大きさで、動きも遅く単純。


危険度ランクはDランクくらい。


それが一匹、ないし二匹くらいで遭遇しては、まずシルトが盾を使って行く手を阻んでヘイトを買い、隙ができたところをヴィサス様が魔法で倒し、スィー様が援護。


ゴヴェル様が撃ち漏らした魔物を、処理するという流れになっている。



ちなみに、私とレオン殿下は何もしていない。


いえ、サボっている訳ではありませんよ。

することが何も無いだけです。

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