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秘密の大作戦、開始! 5

「大丈夫ですよ。私もよく知りませんが、多分悪い人たちではないでしょう」


「悪い人たちとかそんなことが言いたい訳では…」



先にヴィサス様に挨拶された二人は、こちらに気づいて歩いて来られました。



「わ、わわっ!こちらに来られましたよ!」



再び、私の後ろに隠れるスィー様。



「よー、はじめましてかな?俺の名前はシルト。気軽にシルトって呼んでくれ」


「はじめまして。ゴヴェルと申します。どうぞよろしくお願いします」


「ううぅぅ……」



シルト様とゴヴェル様が挨拶に来られて、より縮こまってしまうスィー様。


何を気にしているのだろうか、なんだか怯えている様子だ。



「ごきげんよう、シルト様。ゴヴェル様。私の名前はメアリーです。よろしくお願いします。ほら、スィー様も。後ろに隠れていては失礼ですよ」


「あわわ…わかりました…」



二人に向かって綺麗にお辞儀する私。


そして、ゆっくりではあるが私の後ろから出てくるスィー様。


さらにそれを少し遠くから、頑張れ!と口パクで応援しているヴィサス様。

ガッツポーズが可愛らしい。



「ご、ごきげんよう、シルト様。ゴヴェル様。エーン侯爵家が長女。スィー・エーンと申します…ど、どうぞよろしくお願いします…」



おっかなびっくりといった様子で、ゆっくりお辞儀するスィー様。



「ああ、よろしくな!エーン侯爵家といえばミリタリーのとこのご令嬢か。あいつにはいつも世話になってるから覚えているぜ」


「スィー嬢ですね。エーン侯爵家といえば、代々軍の中でも近衛騎士を任される者が多く輩出されていると聞きます。こちらこそ、よろしくお願いします」


「は、はい!よろしくお願いします!」



いきなりの二人の言葉にびっくりして目を見開いた後、慌ててもう一回お辞儀をするスィー様。


公爵家の二人にエーン侯爵家が評価された嬉しさのあまり、顔が赤くなり瞳も少し潤んでいる様子。



良かったですね。スィー様。


ヴィサス様も、小さく拍手しながら満面の笑みです。

可愛すぎる。

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