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逢魔が時シリーズ

逢魔が時横断歩道の怪異少女

作者: リィズ・ブランディシュカ



 夕方になる時にだけあらわれる幽霊がいるって知ってる?


 私は、ちょうど通りかかった男の子に話しかける。


 ランドセルを背負ったその子はキョトンとした顔。


 もしかして知らないのかな。


 私は彼にその話を詳しく聞かせた。


 夕方くらいの時間。横断歩道に幽霊が現れる。


 その幽霊は、そこで死んだ女の子。


 現れると、生きた人をあっちの世界にひきずりこむの。


 そこで男の子が、あっちの世界って?


 って聞いてきた。


 ああ、それも知らないんだ。


 何て説明すればいいかな。


 死んだ人達が住む世界、で通じるかな。


 私が言うと、男の子はふうんといった顔。


 信じてくれたのか、そうでないのか。


 でも、もういいかな。


 もう目的は果たしたから。


 私はバイバイといって、男の子に手を振る。





 僕は、ただいまといった。


 学校から帰って、家に上がろう。


 そう思って、玄関前で鍵を取り出す。


 でもおかしい。


 開かない。


 不思議に思っていると、周りの景色がおかしい事に気が付いた。


 学校から家まで一時間。


 田舎だからそれくらいかかるのに。


 どうしてこんなにも、空がまだ、赤いのだろう。



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