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69 つよつよミミックのオトリ作戦

 暇だ。

 もうテレビもうある程度に見ていたら大したものやっていない。


 昔のサイホウソウとかいうモノの方がよほど面白い。

 今の時間帯のやつはどれも同じようなヤツラが座って何か話しているだけで動きがない。


 それでエーゾーとやらを流しているようだが、コレならハコザキのパソゴンでも見れる内容ではないか。

 それをなぜわざわざテレビで流す必要があるのだ?


 オレ様が退屈そうに冷めたピザを飾っていると、ハコザキ達が戻ってきた。


「どこに行ってたんだ? ずいぶん遅かったではないか」

」ボックス様、新しい家が決まりました。明日にはここを出ますよ」


 何だ何だ、そんな事は聞いていないぞ。


「オイ、ハコザキ、それはどういう事だ?」

「このロイヤルスイートは高いので新しく買った家に移動するんですよ」


 オイオイ、家ってあの物置みたいな狭い場所か?

 まあオレ様は別にどこでも構わないのだがな、それよりアルカやエスペランサはどう考えているのか。


「オイオイ、オレ様は聞いていないぞ」

「大丈夫ですよ、全員が住める広さの部屋ですから」


 まあ、オレ様は本音どうでも良いのだがな。


「明日には移動します」


 もう知らん、勝手にしろ。


 そして次の日、ハコザキ達はこの部屋を出て、タクシーとやらでどこかに向かった。オレ様もその後ろに荷物扱いで載せられている。


 そしてオレ様がついたのは、前の部屋だった。

 オイオイ、ここからだとダンジョンまで遠いんじゃないのか?

 また毎回ここからダンジョンに向かうのか?


 ……だがどうも様子が違うようだ。


「ハコザキ様、この物置からあの部屋に荷物を持って行かれるのですね。

 ですがこの物置、まるで人が住んでいたようですわね」


 エスペランサが何か言っているが、ハコザキは荷物をまとめるのに集中しているようだ。


 そしてしばらく時間がかかっていたようだが、ハコザキは荷物をまとめ、また別の場所にタクシーとやらで移動するようだ。

 さて、次はどこに移動するんだ??


 ハコザキ達はタクシーに乗り、オレ様もまた後ろに載せられた。

 そして到着した場所でオレ様は台車に乗せられ、どこかに運ばれた。


「どこだここは??」

」ここはボク達の新しい家ですよ。ボックス様」

「わぁ。お風呂広ーい! ここならゆっくりお風呂に入れそうねぇ」


 どうやらアルカはこの部屋が気に入ったようだ。

 エスペランサもソファーに座り、優雅に何かを飲んでいるようだ。


「よーし、ここの場所からなら東京ダンジョンにもタクシーですぐに行けるから帰るのも楽に戻って来れる!」


 ハコザキが何かをパソゴンで調べているみたいだな。

 そして、ハコザキが何か閃いたようだ。


「アルカちゃん、エスペランサさん、ボクと一緒に出かけてくれるかな? ホストクラブゴージャスにもう一度潜入するんだ!」

「わかったわよぉ、アタシも前の失敗かなり腹が立ってるんだからぁ!」

「エスペランサさんはホストクラブの客として店に入ってもらえますか? お財布は渡しますから」

「えー。ホストクラブですかー? わたくし実は行った事ありませんのー」

「大丈夫ですよ、適当に飲み物とかフルーツとか頼めばいいだけですから」

「そうなのですかー、まあわかりましたー」


 おやおや、ハコザキ達はまた前のホストクラブとやらに忍び込むみたいだな。

 まあいざピンチという時はオレ様がまた拠点移動の魔法で呼び寄せればいいか。


」ハコザキ、気をつけろよ。何かあったらオレ様に魔力通話で話しかけてこい」

「わかりました、ボックス様」


 さて、オレ様はこの新しい部屋で大型テレビで映画劇場でも見て待ってるとしよう。

 今日の映画は……ガーキーズ、さて、どんな映画やら。


 ハコザキ達がホストクラブに潜入する間、オレ様は英語を見て待つ事にした。


 アイツら……今度こそ大丈夫だろうな?

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